2020年10月に自動車運転処罰法違反及び道路交通法違反の疑いで逮捕されたのち不起訴処分となった俳優の伊藤健太郎が5月17日、主演映画「冬薔薇」(阪本順治監督・6月3日公開)の完成披露上映会イベントに出席した。
満席の会場に登壇した伊藤は、会場を見渡して「今日ここに立てていること、景色を見られていること、非常にうれしく思っております」とあいさつし、大きく息を吐いた。
今作で主演を務めたことに対しては、オファーしてくれた阪本監督への感謝を述べ「この景色が早く見たかったなぁと思いながらずっと過ごしていたので‥‥」と吐露すると涙をこぼし「うれしいです。すごく」と涙をぬぐった。
最後に伊藤は「意見が賛否あることは覚悟しています」と述べ、あらためて今作に携わった方々や事務所の方々、家族、友達、そして来場者に感謝の気持ちを伝えた。
「伊藤の復帰にネット上では『若さ故の酷い失敗は誰にでもあると思われます。被害者さえ許してくれてるのならばあとは頑張るだけだと思う』『刑事処分も終わっていてかつ被害者も復帰して構わないって言ってるようだから、本人が役者を続けると言っている以上、仕事を与える、与えないは監督やプロデューサーの判断』など、概ね受け入れているようです。今後は、今作の結果次第という事でしょう」(芸能記者)
伊藤にはこの日見た、舞台上からの景色を心に刻み、決して忘れないでほしいと願いたい。