5月21日放送の「ブラタモリ」(NHK)でタモリがふと漏らした「初めてなりたいと思った職業」に驚きの声があがっているようだ。
この日の放送は「横浜・川崎~横浜・川崎は東京湾をどう進化させた?~」と題して、東京湾の西側にあたる神奈川県の横浜市と川崎市を主に船の上から探訪。現在、拡大工事をしている横浜港の埋め立て現場や京浜運河、「工場萌え」と呼ばれる京浜工業地帯の美しい夜景などを紹介した。
横浜開港資料館・調査研究員から「どういうきっかけで海が好きになったんですか?」と質問されたタモリは、「いやぁ、これがねぇ、どういうわけだか。きっかけはないですね」と思案顔で返事をしたものの「海とか船が好きなのは、中学ぐらいになると暇があると博多の港に行って。自転車で。ぼーっと海を見ていましたね」と述懐。さらに「でもあの、船員になろうと思ったんですよ。初めてなりたいものが見つかったのが船員で。だからこういうの(船の上から京浜工業地帯や係留されている重要文化財の氷川丸、豪華客船の飛鳥IIなど、いろいろな船を眺めたりすること)は、1日飽きないです。船見てる。『あの船が何だろう』とか、こう考えて。おもしろいですよ。こういうのは大好きです」と語ったのだ。
「ネット上では『タモさん船員になりたかったんだ。意外』『鉄道好きなのに海や船も好きって変わってる。だからタモリさんはおもしろい』『船の上で気持ちよさそうにしてるタモリさんが船員になりたかったとは。思いがけないことが聞けてよかった』といった声があがっています」(女性誌記者)
街の素顔だけでなく、タモリも素顔を垣間見せるからこそ、「ブラタモリ」はスタートから14年経っても視聴者の心をつかんで離さないのだろう。