「HiGH&LOW」の劇場版第二弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」(10月8日公開)にて、斎藤工の出演が明らかになった。7月19日に公開された特報映像には、TAKAHIROと登坂広臣が演じる雨宮兄弟の長男役として登場。アクションシーンも披露するなどワイルドな面を見せている。そんな斎藤の「HiGH&LOW」出演に驚きを隠せないのは映画ライターだ。
「街の荒くれ者どもが派手なケンカを繰り広げる『HiGH&LOW』は、荒々しさが魅力の映画であり、ヤンチャな層から高い人気を誇るEXILEならではの作品です。そこに色男の代名詞とも言える斎藤が出演しても、『そっちのワイルドじゃない!』と指摘されかねませんよね。しかも観客の目当てはEXILE一族ですから、斎藤にとってあまりメリットのない出演にも思えるのですが」
昨年10月期のドラマ「オトナ女子」(フジテレビ系)では、ヒロインを翻弄するプレイボーイ役を好演した斎藤。そんな色男に荒くれ者の役が似あうのか疑問に感じる向きも多そうだ。だが斎藤の経歴を知るテレビ誌のライターは、仕事を選ばない姿勢こそ斎藤らしさの表われだと指摘する。
「最近になって目立ってきたように見える斎藤ですが、芸歴はかなり長く、映画とテレビを合わせると100本以上に出演しています。駆け出しのころには妙齢女性と温泉に入るという謎のテレビ企画に出ていたり、ボーイズラブがテーマの映画に出演したことも。仲良しの芸人も多く、バラエティ番組のコントでは幼稚園児に扮したことすらあります。どんな仕事が来ても腐らずに続けることで、現在のブレイクに至った斎藤は、今でもその姿勢を徹底しているようですね」
つまり斎藤は、幼稚園児役でも荒くれ兄弟の長男役でも、同じように全力投球することをモットーにしているようだ。どうやら「HiGH&LOW THE RED RAIN」では、艶っぽいイケメン像とはまったく異なる顔を見せてくれるのかもしれない。
(白根麻子)