会社員の中で、新卒1~2年目の社員よりも部長職のほうが「免疫力が高い」ことが分かったそうです。
ヘルスケアシステムズが社会人に対して行った粘膜免疫の役割を果たす「免疫抗体IgA」の値を調べた調査で、新卒1~2年目の一般社員に比べて部長職の値が高いという結果だったそう。さらに、規則正しい生活と睡眠と食事管理ができている人ほど、IgA値が高い結果となっていました。まさか、役職や社会人経験の深さによって免疫力が変わってくるとは意外ですね。
これに、女子栄養大学栄養学部の新開省二教授は、「社会人としての経験が長いと思われる部長職に比べると、人間関係なども含めて新しい環境に置かれたばかりである新卒1~2年目の方々は、さまざまなストレスの影響を受けて免疫低下のリスクが高いと考えられます。仕事からくるストレスの他、食生活や睡眠などの生活習慣の乱れも原因となります」と指摘しています。
対策として、「すべての人々が理想的な生活を送れるわけではないですが、規則正しい生活リズムは自律神経のバランスを整え、免疫機能を維持します。適度な運動も大切。 また、バランスのよい食事に加え、IgA分泌を高めることが期待される乳酸菌などを摂取することもオススメです」と述べました。
世の中の働く女性たちの声をネットで拾ってみると、免疫力をアップさせるために「体温を上げるといいと医師が言ってたから筋トレしてる」「痩せ過ぎだった時期は風邪をひきやすく、太ったらひかなくなった」「腸内環境を整えてる」など、意識の高い行動を取っているようです。
規則正しい生活や食事を自分なりに実践して、部長職レベルの高い免疫力を保ちたいものですね。