女優・清野菜名の事務所電撃移籍について、前事務所との“不協和音”があったことを5月24日発売の「女性自身」が報じた。
同誌によると清野は5月14日に自身のインスタグラムで、当時所属していたステッカーを離れ、トップコートに移籍することを発表。3月に第一子を出産したばかりの清野は、発表の中で前事務所に感謝の言葉もつづっていたが、実は不協和音が生じていたという。
その原因は昨年10月に主演したドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS系)だといい、当時、清野はドラマ放送直後に妊娠を発表。安定期に入っていたこともあって撮影は医師と相談しながら進められたが、実際は清野は妊娠中での撮影に不安を抱えており、撮影が始まる直前に前事務所に降板の相談もしていたのだという。しかし、話し合いの中で認識にズレが広がり前事務所とは次第に距離を取るようになったという。
そんな清野の心の支えになったのが女優の木村佳乃。以前から家族ぐるみで交流があったことや木村が2人の娘の子育てをしながら活躍していることもあって、昨年12月に配信されたドラマ「No Activity/本日も異状なし」(Amazon Prime)では現場で妊娠した時の備えや子育てのことを聞いていたのだという。
清野の事務所移籍にも木村の影響があったといい、移籍先は木村が所属しているトップコート。同事務所には木村以外にも杏や佐々木希などママ女優として活躍する人も多いことや、子育てと仕事の両立を大切にする事務所の雰囲気もあって移籍を決めたという。
ネット上では、《やっぱり妊娠中のドラマ撮影はコロナ禍でもあったし不安しかなかったと思います。事務所が話を聞いてくれなかったんですか》《事務所としてはやっと主演作とったのに降板されたくなかったんだろうね。立てる代役もいないだろうし》《やはりそういうことでしたか。そりゃ不信感もいだくわな。妊娠中なんだから少しは事務所も考慮しないとね。移籍もやむなしかな》などの同情の声が続出。
一方で、《厳しいこと言うようだけど主演のドラマ中に妊娠はマズかったと思う》《責任のある仕事はプロだったら妊娠は避けているよね》《無計画なんでしょう。高校生の頃から育ててもらった事務所に感謝がないんだなって思う》など辛辣な声もあった。
「これまで、ドラマ出演が決まっていたタイミングで妊娠が判明した女優は清野に限らず香椎由宇、上戸彩、武井咲、夏菜など少なくありません。女優が妊娠したことが明るみになると『プロなら妊娠の時期を‥‥』といった批判が少なからず起きますが、もはやセクハラ、マタハラの範疇。そもそも人気女優であれば仕事はひっきりなしなので、長期休暇を取ることはもちろん調整することすら至難の業。妊娠とプロ意識は切り離して考えるべきでしょう。
清野の移籍先のトップコートはもともと、業界の老舗・渡辺プロダクションの創設者・渡辺晋氏の次女が木村を育てるために設立された事務所です。所属タレントは業務提携を含めても30名と少数精鋭。その中には俳優の中村倫也、松坂桃李、菅田将暉など売れっ子も多数おり、アットホームな事務所として知られています。木村の推薦があったとはいえ、少数精鋭を社風としている以上、高いプロ意識や才能がなければ清野とて移籍は叶わなかったはず。移籍は清野の実力が評価された結果といえます」(芸能記者)
新天地で新たにママ女優達の輪に加わった清野。ますますの活躍が期待できそうだ。
(柏原廉)