平成ノブシコブシの吉村崇が5月27日深夜に放送されたバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演。まさかの形で自身の愛車を後輩にプレゼントする流れとなった。
この日は「R-1グランプリ2022」王者で、吉村の破天荒な生き様に憧れているという後輩芸人・お見送り芸人しんいちがゲスト出演。しんいちは「吉村さんとやりたい13のこと」を発表したのだが、その中で「吉村の愛車を買い取りたい」というものが。
吉村の愛車は新車価格で約2000万円の「BMW i8」だが、しんいちは吉村が愛車を買い替えるという情報を耳にしたそうで、「ほかの方に譲るのはどうなんだろう。(吉村の)右腕のしんいちが乗るべきじゃないかなと思って‥‥」と、ぜひ自分に買い取らせてほしいとアピール。
どうやら、しんいちは本気で愛車を譲ってほしいようで、頭金として50万円を用意してきたが、吉村は「よう言った! くれてやろうじゃないか!」と、しんいちのお願いを承諾。吉村は200万円ほど残っているローンをしんいちが持つという条件を提示していたが、中古価格でも1000万円ほどの値がつくため、共演者たちは譲ることを止めに入っており、いかに吉村が気前がいいのかがわかる。
さらに共演のアルコ&ピース・平子祐希が「(吉村が)“ローン”すげえ言う。あげるって言ってるんだから、ローンはいいじゃん」と、しんいちにローンを払わせるのはおかしいと指摘し、これに共演者たちも乗っかったことで、吉村は「ローンも俺が払うよ!」と、ローンも自分持ちで愛車をプレゼントすることを勢いで決断したのだ。
吉村としんいちはお互いの連絡先も知らず、大した関係性も築けていないこともあり、吉村は「意味わかんないじゃん。車あげてローンも払うって」と、気の迷いも一瞬生じていたが、最終的には「心変わりする前に、おめでとう、チャンピオン!」「ノリなんだよ! こういう時は」と、車のカギをその場で渡す破天荒な言動を見せた。
番組の最後には、後日、正式な手続きを経て、しんいちに引き継がれた映像も流れ、視聴者からは「吉村、マジですげえ! やっぱりこの人の生き様は好きだわ」「引き下がれなくなったところもあるんだろうけど、普通の芸人ならなんだかんだ最後は逃げてたはず」「吉村さんもそこまでお金に余裕があるわけじゃないはずなのに、本当に破天荒だわ」など、吉村の気前のよさを絶賛する声が続出している。
「吉村が“みちょぱ”こと池田美優と一緒にやっているYouTubeチャンネルに4月24日にアップされた動画では、実際に愛車を査定に出していますが、そこで買取価格が680万円と伝えられていましたから、残りローン分と相殺しても480万円ほどは浮きますから、新車購入費用の足しにはなっていたはず。それを実際のところ、どれだけ自分のことが好きなのかもわからない若手芸人にプレゼントするのはさすがです。
それに吉村は昨年11月放送のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、仮想通貨に手を出して、貯金が100分の1ほどまで減少したことを明かしていますし、そこまでお金に余裕があるとも思えません。そんな状況下の中でこの決断は常人ではできませんよね」(エンタメ誌ライター)
しんいちが今後、本当に“吉村の右腕”と呼べるほど売れるのかはなんとも言えないところだが、今回のエピソードがあっさり忘れられてしまわないよう、しんいちとしてはとにかく売れることが吉村への一番の恩返しになるはずだ。
(本多ヒロシ)