今年8月にデビュー50周年を迎える歌手・郷ひろみが、7月25日にドラマ「定年オヤジ改造計画」(NHK BSプレミアム)で主演を務めることが明らかになった。郷がドラマに主演するのは1996年に放送された「坊っちゃんちゃん」(TBS系)以来26年ぶりだ。
今作は、垣谷美雨氏の小説が原作。郷が演じる主人公・庄司常雄は、大手石油会社を定年退職。会社人間だった常雄は、「夫源病」を患った妻と娘から冷たく扱われている。そんなある日、息子夫婦から孫2人の保育園のお迎えを頼まれたのをきっかけに、離婚回避と家庭再生を目指して人生最後のリベンジマッチに挑むハートウォーミングコメディ。今作で主演を務めるにあたり、郷自身は「視聴者の皆様が持っていらっしゃるかもしれない郷ひろみのイメージを、いい意味で裏切る主人公。たくさんの笑顔になって、最後に幸せな気持ちになってもらえると思います」とコメントしている。
「郷は、1972年8月1日にシングル『男の子女の子』でレコードデビュー。デビュー50周年を記念してド派手なアップテンポナンバーを8月3日にリリース。さらに最新の全国ツアーの模様を収録したライブアルバムを同時発売することが明らかになりました」(女性誌記者)
郷といえば、元祖“やめジャニ”として知られている。
「郷は高校1年の時、当時人気を博していたフォーリーブスのマネージャーにスカウトされ、事務所社長のジャニー喜多川さんに惚れ込まれ、超VIP待遇でジャニーズ事務所に所属。郷が堀越高校に持っていく弁当はジャニーさんが作っていたと言われています。しかし、1975年に事務所を移籍。当時、大きな話題となりました。西城秀樹、野口五郎とともに“新御三家”として一世を風靡。1979年には雑誌『明星』のアイドル人気投票で7年連続1位を獲得するなど、トップアイドルとして君臨。1985年以降、単身ニューヨークへ渡り、その後ハリウッド映画『Samurai Cowboy』で主演を務めるなど、現在、海外進出している“やめジャニ”の先駆者と言えるでしょう」(前出・女性誌記者)
50周年で、新たに人気を獲得しそうだ。
(窪田史朗)