2013年11月17日、単発2時間ドラマとして放送された村上信五主演「ハクション大魔王」(フジテレビ系)を覚えている人はどれだけいるだろうか。現在は司会者としての地位を獲得した村上だが、このドラマで主演を務めていた頃はまだ司会者としての認知度はなく、迷走していた時期と言っても過言ではないだろう。
村上は2012年4月に始まった「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)でマツコ・デラックスと共演。マツコからいじられるようになり、「この村上という人は意外としゃべりが面白いのでは?」と世間の人々が注目し始めた頃に放送されたのが、主演ドラマ「ハクション大魔王」だった。
テレビ東京を除き、同時間帯に放送された番組の中で8.6%という最下位視聴率を獲得。村上自身や関ジャニ∞のメンバーから何かと話題にされがちだが、今年1月3日に新春ドラマスペシャルとして単発放送された二宮和也主演「潜水艦カッペリーニ号の冒険」(フジテレビ系)の視聴率は4.9%だったことを考えると、「ハクション大魔王は大健闘したと言えなくもない。
そんな「ハクション大魔王」のことが、3月21日にパイロット版放送され、4月11日から本格的にレギュラー放送されている「午前0時の森」(日本テレビ系)で何度も話題になり、5月30日放送回では共演者の劇団ひとりから「俺もやるよ。絡むよ。俺が撮りますから」と、「ハクション大魔王」の続編を制作しようとの提案が。6月13日放送回でも、劇団ひとりが尽力するから続編をやろうという話が出た。
「村上主演による『ハクション大魔王』続編の盛大なる前フリかと思ってしまうほど、『午前0時の森』ではこの話題が非常によく出ています。劇団ひとりの熱が冷めないうちに、日本テレビがフジテレビと協議して、ぜひとも実現させてほしいですね」(映画誌ライター)
劇団ひとりが続編の設定として「ハクション大魔王もちゃんと10年月日が経って、そしたら(子役の)あの子が今、高校生とかになってる。冴えない高校生活を送ってて、恋をしていて、でも意気地なしで、その時にハックションとくしゃみして(村上演じるハクション大魔王が)出てくるの」と語った時に、「めっちゃエモいじゃないですか!」と目を輝かせていた村上。現在の村上がハクション大魔王を演じたら、前回をはるかに上回る視聴率を獲得できそうな気がするが、果たして実現の可能性は。