綾瀬はるか主演ドラマ「元彼の遺言状」(フジテレビ系)が6月20日に最終回を迎え、平均視聴率は8.1%。全話は9.13%と2ケタ台に届かない残念な結果となった。
物語は、主人公・剣持麗子(綾瀬)が、元彼・森川栄治(生田斗真)の残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、栄治の友人・篠田敬太郎(大泉洋)とさまざまな事件に巻き込まれるミステリー。
最終話は、殺人犯として逃亡していたが、その嫌疑が晴れて自由の身となった篠田。かねてから書き溜めていたミステリー小説を「ウメ出版社」の車崎透(阿南健治)が出版するというのだが、それは詐欺だったことがわかる。
視聴者の感想としては「綾瀬はるかは凄い。彼女がいたから、このドラマ成り立ってました。さすが主役です」「新たなキャラクター剣持麗子を見事にものにした綾瀬はるかは恐るべし」など、綾瀬を称える声もあったが、結末には「支離滅裂。意味不明。これ最終回なの?」「話に、置いてけぼりです。結局、元カレの遺産は、誰が手に入れたのでしょうか」「最終回というより特別編といった感じ」など不満がダダ漏れだった。
「視聴者が不満なのは“元彼の莫大な遺産の行方”が全く描かれなかったことです。このことから『続編のためか?』『“後は映画で”のパターンなのか』などの憶測も飛んでいます」(テレビ誌ライター)
視聴者にとっては、消化不良のまま終わったドラマだったようだ。