6月19日、東京ドームにて格闘技イベント「THE MATCH 2022」が開催され、多くの芸能人が“世紀の一戦”に駆け付けた。
この日の目玉である、武尊VS那須川天心の試合には、ONE OK ROCKのボーカル・Takaを始め、俳優・菅田将暉、三浦翔平、市原隼人、山本舞香、松田翔太、横浜流星、EXILE・TAKAHIRO&武井咲夫妻、RADWIMPS・野田洋次郎、桑原彰、さらにはモデル・ローラ、サッカー日本代表・長友佑都、堂安律、ユーチューバー・HIKAKINら様々なジャンルの著名人が会場に集結。
しかし、その注目度の高さゆえ、チケット代は1列目が300万円、2列目が200万円、3列目が100万円と超高額で、ネットからは「高すぎて一般人には買えません」「本当に観たくても金銭的な事情で観られない熱狂的なファンとは対照的に、芸能人だからと観たくないのに招待されてイヤイヤ来てるヤツもいるんだろうな」「いいですねぇ、セレブな芸能人の皆さんは」など、シラけたリアクションも並んだ。
一方、これらの“セレブなタレント”とは真逆で、好感度を一気に高めたのがお笑い芸人・有吉弘行だ。
「格闘技好きで知られる有吉は、試合当日の19日、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)に出演し、当初はこの『THE MATCH』に招待されていたと告白。関係者だけが座ることのできるゲスト席を勧められるも、『それ(カメラに)映るんでしょ?って聞いたら、“そりゃ映ります”って言うから、“絶対キャンセルです”って』と断ったようです。続けて、『俺、ああいうのイヤなんだよ。自分が試合見てても、芸能人の映像映るじゃない。あれ、ちょっと恥ずかしいじゃん。どういう顔していいかわかんないじゃん』『俺がジャッキー・チェンとか、アーノルド・シュワルツェネッガーだったら堂々と座って、“撮ってくれよ”ってなもんよ』などと指摘。格闘技ファンの本音として、そうした招待客の存在には『“邪魔なんだよ! リング映せよ! バカがよ!”って』と、あまりいい気がしないだろうと考え、『反感買うだけだよ』とも語っていました。
この有吉のコメントには格闘技ファンから大きな支持を集め、『有吉弘行、芸能界におけるポジショニング神』『スッキリした。言ってくれてありがとう』『有吉さんは本当に賢い人』などの絶賛があったほか、現地に足を運んだ著名人には『有吉さんが断ったって言ってたから、なんか格下の人に見えます』『有吉さん、さすがです』『一流芸能人はいませんね』などの皮肉コメントも並んでいます」(テレビ誌ライター)
トップのお笑いタレントに君臨した今も、庶民的な感覚を持ち続ける有吉のバランス能力には、脱帽するしかないだろう。
(木村慎吾)