主演の綾瀬はるか、相手役の大泉洋の2人にとって黒歴史となりそうな「元彼の遺言状」(フジテレビ系)が6月20日に最終回を迎えた。今や国民的女優と俳優の綾瀬と大泉をもってしても、人間を描けていない脚本のつまらなさはカバーできなったと言えるだろう。
2012年10月にスタートした「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)で米倉涼子が演じた主役の大門未知子が大人気となったことをきっかけに、仕事はできるが自分勝手で高飛車、よく食べてクチが悪い女性キャラが「カッコイイ女性」としてこぞってドラマに登場。2匹目のドジョウを狙ってはいるが、今回のドラマはあえなく惨敗したようだ。
「綾瀬が演じた剣持麗子も、大門未知子によく似ていましたからね。ネット上でも『こういうキャラ設定は米倉涼子がやればいい』『やっぱり綾瀬主演ドラマは森下佳子さんが脚本を書かなきゃだめ。「仁」とか「天国と地獄」とか「ぎぼむす」とか、綾瀬が演じたら魅力的に見えるキャラをちゃんと作ってよ』『フジテレビが新しい脚本家を育てるために綾瀬を利用した感じがする』といった声まであがっています。その一方で『しょうもない脚本でも綾瀬はるかと大泉洋がやってたから最終回までなんとか完走できた。別の人が演じてたら初回で脱落してたと思う』『綾瀬はるかと大泉洋のバディ感は好きだった。もっと2人のバディ感に焦点を絞っていればおもしろかったのに』といった声もあがっています」(女性誌記者)
綾瀬と大泉のかけ合いは、ドラマ本編よりスタート前の番宣番組のほうがおもしろかったような。