ここ最近、「辞めジャニ」が大活躍している。
ジャニーズ事務所を退所した辞めジャニは、これまではなかなか芸能活動が軌道に乗らないことで有名だった。しかし、ドラマや映画、音楽活動も順調な山下智久を筆頭に、ジャニーズ事務所を退所してからもすぐに活躍するタレントが出始めているのだ。
「ジャニーズ事務所からの直接的な圧力はないのですが、テレビ局や雑誌などのメディアが忖度して、辞めジャニを積極的には起用しませんでした。また、基本的には現役のジャニーズタレントとの共演はNGとなるので、そういった意味でも番組や映画などでブッキングすることができなくなります」(民放局関係者)
そんな中で、山下と同じく大活躍をしているのが元関ジャニ∞の錦戸亮だ。
「錦戸はジャニーズを辞めた後に、同じ辞めジャニの赤西仁とすぐに合流しました。赤西に、個人でのさまざまな活動方法を聞いて、現在はファンクラブやコンサート、楽曲の管理まで全て自分の会社で行っています。年収はジャニーズ時代よりも多く、1億円以上とも言われています。さらに、来年放送されるNetflix制作となる話題のドラマ『離婚しようよ』や、映画『Cottontail』の出演も決定。いくつか舞台や映画の話も来ているようです」(スポーツ紙記者)
逆に、同じ辞めジャニでも手越祐也のようにチャンスをつかみながら失速するタレントもいる。そんな中で、ほとんど自爆するような形で姿を消しそうなのが、錦戸と同じ元関ジャニ∞の渋谷すばるだという。
「ソロとしての音楽活動をするためにジャニーズ事務所を退所した渋谷は、大手レコード会社のワーナーミュージックと契約。順調だと思われていましたが、渋谷のワガママが原因で発売するCDのセールスが全く伸びませんでした。取材も、自分が好きな雑誌やメディアしか受けないスタンスだったそうです。今年に入って契約終了したと週刊文春にすっぱ抜かれました。8月に開催されるロックフェス『サマーソニック』には出場しますが、これもワーナーがブッキングしたものだったようで、それ以降は細々と音楽活動を続けていくことになりそうです」(前出・スポーツ紙記者)
同じ関ジャニ∞のメインボーカルを担当していた2人の明暗が分かれた形だが、錦戸は自身の音楽活動や俳優業を行う中で、古巣となるジャニーズ事務所とも調整をしっかりと行っていたと言われている。
「錦戸は退所してからもジャニーズ事務所にもコンタクトを取っていたと言われています。自分の活動をしっかりと理解してもらおうと、藤島ジュリー景子社長とも会食するなどしていたとか。そういった努力も実って俳優業も邪魔されることなく進められているようです。今後は、テレビドラマにも活動を広げるようで、山下とともに最近の辞めジャニの中ではしっかりと成功をつかんでいます」(前出・民放局関係者)
山下もジャニーズ事務所と調整をしながら俳優業や歌手活動を続けているという。しっかりと仁義を通さなければ、どこの世界でも成功をつかむことは難しそうだ。
(渡邊伸明)