カラダを触られ、太ももを「スリスリ」されるのは当たり前? 衝撃的な“票ハラスメント”の実態をぶっちゃけたのは元衆院議員でタレントの金子恵美である。
かつて「新潟県きものの女王」や「ミス関東代表」に選出されたことのある金子は、2007年に29歳の若さで新潟市議会議員選挙にトップ当選。県議や衆議院議員なども務め上げ、“美人すぎる議員”として注目されてきたが、その裏では有権者や支援者による“票ハラ”に悩んだ時期があったという。
VTR出演した6月26日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)にて、金子は「後援会の方々との宴席で、膝の上に手を乗せられてスリスリされたり、ヒップを触られたりということは結構ありました。毎日のようにお風呂の中で泣いていました」と告白。続けて、「応援に来てくれた先輩議員がですね、車の中でずっと手を握って『自分がいるから、大丈夫だから安心して』と、握り続けられたりとか。そういったことは日常茶飯事だったように思います」と振り返った。
投票や支援をチラつかせてハラスメントを行う「票ハラスメント」が問題視されているが、金子もまた「“僕は何票持ってるよ”とか言われてしまうと、市議会議員の新人の時はもう1票でも欲しかったので、その言葉にいちばん弱かったです」と、ハラスメントを断ることが難しい状況だったという。
「現在、こうした票ハラについては、福岡県議会で防止条例が制定されるなど、様々な自治体が対策に乗り出すことに。被害に遭った金子も『私は中で政治活動をしてきた人間ですから、その経験を生かして、その苦労もわかるので、私が議員からの相談窓口になれればいいなと思って』と、将来的に第三者機関の窓口を設置する意思があるとコメント。女性議員を守るべく、票ハラの撲滅に向けて動く覚悟があるようです。
選挙活動中の生々しいハラスメントの実態を明かした金子には、世間から『これ、ハラスメントというか、組織票を質に取った脅迫』『我慢を強いるような社会はおかしい』『今からでも遅くない、性ハラ議員を訴えてください』『実名を言っちゃいましょう』などと同情する声や、ドン引きする反応も見られました」(テレビ誌ライター)
金子は、5月放送の「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)でも、「実録 金子恵美が出会った永田町のオッサンたち!」なるコーナーで、先輩議員からの暴挙を暴露。帰宅するタクシーの中で頬を触られ、「恵美ちゃん、可愛いねぇ。食べたくなっちゃうくらい綺麗だよ」とささやかれたと明かしていた。
“美しすぎる”ことは、新人時代の金子に多くの心労をもたらしていたようだ。
(木村慎吾)