タクシーで忘れ物をした際の運転手とのやり取りを明かしたお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次に対し、様々な声が寄せられている。
加藤は、6月26日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBS)にて、「この間、タクシーに携帯電話を忘れたんだよ」と切り出した。スマートフォンの置き忘れに気付いたのは自宅で、「ヤバい!」とすぐに領収書に記載されていた電話番号にかけると、落とし物センターにつないでもらったという。
加藤が乗車していたタクシーの車番を調べた結果、まだそのタクシーが自宅の近くにいることがわかり、「持っていきますね」と告げられたと説明。その後の展開について、加藤は「普通かどうかを教えて。普通かどうか聞きたいだけだから」と前置き、タクシー側から「メーターは落としていいですね?」と聞かれたとし、「一瞬、『えっ!?』て思ったけど、『大丈夫ですよ~』って言って、家の前まで来てくれて、『1800円です』って」と、忘れ物を届ける距離の分の料金を支払ったという。
加藤によると、タクシーを降車してから、携帯電話を忘れたことに気付くまでは「ものの10分くらい」だったというが、当然、タクシーは加藤を降ろした後にその場を離れている。
この1800円という支払いに対し、共演者のお笑い芸人・バイきんぐの小峠英二、モデル・池田裕子、=LOVE・大谷映美里らからは「えー? そんなことあるの?」「届けてくれるけど、有料かぁ」など、驚きのリアクションが。
加藤は「これは普通なのかな? 俺は携帯を忘れたことがないから、よくわからない。今はこういうルールなのか‥‥と思って」と疑問視しつつ、「俺が悪いのよ。俺が悪いのはわかってんだけど」と語った。
共演者からは、本来であれば、「忘れ物センターに届いているので取りに来てください」となるケースが一般的であるとの指摘も。しかし、今回の加藤の場合は「(忘れ物に気付いたのが)センターに届く前だったから、よかれと思って」とドライバー側が配慮した結果なのではないかと推察していた。
「当初、ほんのりと不満を抱くような論調で語っていた加藤でしたが、最後には『(タクシー側の)仕事の時間を奪ってるわけだから、誰かを乗せて売り上げがあがるかもしれないのにわざわざ来てくれるってなったら、しょうがないのかも』と、1800円という“忘れ物届け”の料金に理解を示していました。複数の大手タクシー会社の公式サイトでは、車内の忘れ物については、しばらくは営業所で保管するものの、最後には最寄りの警察署に届けるルールになっているとの記載が。つまり、加藤は当該ドライバーの営業が終わり次第、保管される忘れ物センターに取りに行くのが通常の手順になります。それをせず、その日のうちにすぐに自宅前まで届けてくれたわけですから、1800円の支払いに疑問を持つのはおかしいというのが世間の大半の声となりました。
『加藤さんは、電車やバスに忘れ物をしたら、駅員あるいはバス会社の社員に無料で自宅まで届けてもらうこともできると思っているのだろうか』『本来届けてもらえるのは当たり前ではない』『運転手さんの時間と労力、ガソリンを使って持ってきてもらうのだから、それくらい払うのは当然』『“タダじゃないの?”と加藤さんが思ったとしたら、ものを知らないか、届けてもらうのが当然という芸能人の驕りだと思います』などの声が並び、『そもそも自分のミスなのにこういう取り上げ方をする加藤さんにガッカリ。額も額だし、届けてくれたことを感謝するべきだと思うけど』との苦言もありました」(テレビ誌ライター)
タクシードライバーからすれば、加藤の落ち度で置き忘れた携帯電話がすぐに自宅まで届けられたことは、「当たり前じゃねーからな!」と突っ込みたくなるかもしれない?
(木村慎吾)