「社会人になってから全然出会いがない。このままだと一生結婚できないかも……」と、不安を抱えている人は多いですよね。そんな社会人が、結婚相手を見つける場所としていちばん多いのが職場です。ではなぜ、職場や仕事関係の人とは結婚する確率が高くなるのでしょうか? そこには、心理学的に当然な理由がありました。
■職場以外での出会いがないのは本当?
社会人になると、職場と家の往復で異性と出会う機会が減るというのは事実でしょう。とはいえ、SNSや婚活アプリなどを活用すれば、出会いの機会はあるはずです。
極端なことをいえば、毎日の通勤の間や外で食事をするときなど、異性なんて周りにゴロゴロいるはずです。そう考えると、「職場での出会いしかない」というのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんよね。
■職場の人からは心理的報酬を受けやすい
出会いの数だけでいえば無数にあるはずなのに、職場など近くにいる人と恋愛関係になりやすいのはなぜなのでしょうか。
それは、近くにいる人ほど心理的報酬を受け取りやすいからなんです。心理的報酬とは、相手から受け取る快い感情のこと。例えば、笑顔で挨拶をするだけで気分が明るくなったり、会話をしていて楽しい気分になったりすることです。
また、職場では困っているときに相手が助けてくれるというシチュエーションも多く存在するため、より相手に好意を抱きやすい条件がそろっているのです。
■職場以外でも距離が近い人とは恋に落ちやすい
心理的報酬は、職場以外でも起こり得ます。学校はいい例のひとつでしょう。また、すごくハマっている趣味があり、週に3回以上相手と会って話をするような場合も心理的報酬を受け取りやすいため、恋愛に発展する可能性は高まります。
いかがですか? こんな理由があれば、職場恋愛や職場で出会って結婚する人が多いのも納得できますよね!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。