タレント・王林が7月10日放送の「なりゆき街道旅」(フジテレビ系)に出演し、強い“青森愛”を口にした。
王林は、青森県に拠点を置くローカルアイドルグループ「りんご娘」に所属していたが、今年4月からはソロとして活動。それに伴い、芸能事務所も東京のプロダクションへと移籍したが、引き続き、住まいは青森のままで、今後も東京に引っ越すつもりはないという。
東京の乃木坂周辺をロケしている最中にも、番組MCのお笑いタレント・ハライチの澤部佑から同エリアの土地勘について聞かれ、「この辺というか、どの辺も行ったことがないです」と説明。「家が青森だから、東京でブラブラすることがない」という。
東京での仕事のオファーを受けるたびに、わざわざ青森から通いでやってくるという王林に、澤部が「青森から“勝負だ!”って思って来てるわけ?」と質問。王林は「いやいや、なるべく(東京に)来ないようにと思ってるから‥‥。あまり来たくないんです」と本音を漏らし、ロケで訪れた乃木神社では、「できれば、ずっと青森にいたいから、“青森での仕事が増えますように”って祈ろう」と語っていた。
また、かねてより「青森にいて、青森を盛り上げたい」と主張してきた王林。澤部が「このお仕事も好きで、頑張りたいけど、なるべく青森でってことね」と指摘するも、「このお仕事もそんな‥‥」と仰天告白。すぐに「ありがたいとは思ってますよ」としつつ、「本当に知事とかになりたいんですよ。青森を盛り上げたいっていうだけで」とコメント。どうやら、タレント業よりも地元の活性化に情熱を注ぎたいようだ。
「過去には、東京に移住するのを嫌がる理由として、『体調がおかしくなる。青森と同じ量の呼吸をしても、東京では全然空気が入ってきてくれない』と“王林節”を披露。4月28日配信の『ザテレビジョン』でも、SNSやYouTubeからの発信で青森のよさを海外にも届けていきたいとの思いを口に。また、バラエティ番組での天然キャラが多くの人に愛されている現状についても『ありがたいです』としつつ、『タレントとして活躍したいという気は全くないんです』『もともと青森とりんご娘のことを知ってもらいたいという思いからバラエティに出ていたので、もっとテレビに出るぞ、とか、そういう気持ちは全然。やっぱり私にとっては青森を広めることがベースにあって、そのためのタレント活動なんですよね』などと語っていました。
つまり、当初の想像以上に彼女の人気が全国区レベルになってしまったということなのでしょうが、ネットからはそんな王林のブレない強い意志に対し、『地元愛にあふれていていいですね』『自分の考えをしっかり持っていていいと思います』『受け答えに嘘がなくて素敵』『本当に好感持てる子だなぁ』などの反応が寄せられています」(テレビ誌ライター)
王林は先日、“青森の神様”と崇められる歌手・吉幾三と挨拶する機会に恵まれ、「青森を一緒に盛り上げようよ!」と声をかけられたという。王林によると、青森ではそこら中に吉のポスターが貼られるほどの大スターだというが、「私は超えていきたいと思って」と“吉幾三超え”を宣言。澤部から「吉さんは一緒に盛り上げようねって言ってくれたんでしょ? それを払いのけて?」と突っ込まれるも、王林の意志は固く、「やっぱりいちばんになりたい、青森県で」と語っていた。
近い将来、王林が青森県の人気を牽引するスーパースターに君臨する日が来るかもしれない?
(木村慎吾)