楽天グループ会長兼社長・三木谷浩史氏と激しいバトルを展開中の暴露系ユーチューバー・“ガーシー”こと東谷義和氏の著書が、まさかのオンライン書店でランキング1位を獲得する事態となった。
参院選に当選し、晴れて国会議員となったガーシーが、三木谷氏との“全面戦争”をふっかけたのは6月26日のライブ配信がキッカケだ。ガーシーは「ある企業のM社長」が戦禍に喘ぐウクライナ人の女性を集め、乱れたパーティに興じていたと暴露し、その証拠資料までも手中に収めたと語っていた。
ネットでは、「M社長が誰なのか」との話題で持ちきりとなったが、すぐに“本人”が登場。ツイッターでガーシーの動画ページを引用した三木谷氏は、「何が言いたいの? ウクライナの人が戦争で苦しんでいるときに、戦争を忘れ(させ)てあげようと思ってパーティしちゃいけないの? ハイエナか、お前は」と反応し、パーティの存在自体は認めることに。もちろん、宴でのいかがわしい行為については「するわけないだろう」と否定したが、これを機に“三木谷氏VSガーシー”のバトルが始まった。
その後はツイッターのアカウント停止に続き、インスタグラムやYouTubeでの発信にも制限がかけられたガーシーだったが、生配信で次々に三木谷氏への攻撃をスタート。2017年に「楽天モバイル」CMに起用されていたモデルのローラがプライベートでiPhoneを使用していたところ、それを見た三木谷氏が土下座まがいの謝罪をさせたとのエピソードを暴露するなど、真偽不明ながら様々なネタをリークした。
「ガーシーに目をつけられてしまったことで、NHK党の幹事長・黒川あつひこ氏が楽天本社前でパーティ疑惑を追及する街宣活動をするなど、三木谷氏のイライラがMAXに達していることは想像に難くありません。そして、そんな三木谷氏をさらにイラつかせるであろう事態が勃発。7月29日に発売を予定しているガーシーの著書『死なばもろとも』の予約が7月11日に開始されるや否や、大手通販サイト『Amazon』の書籍カテゴリーで堂々の売れ筋No.1に君臨すると、日本最大級のオンライン書店『楽天ブックス』でも1位に輝いたのです。これには、ネット上でも『三木谷さんのお膝元、楽天ブックスでもガーシー本がNo.1』『ガーシーの本が楽天ブックスで1位とかめちゃめちゃ面白いww』『楽天がガーシーを認めた瞬間』などと盛り上がっています」(テレビ誌ライター)
なお、同著書の出版を担当した編集者・箕輪厚介氏も、ガーシー本のロケットスタートを受け、「楽天ブックスさんでも一位になってしまった。。。」とツイート。参院選をまさかのサプライズ勝利で終え、楽天ブックスをも制圧したとなれば、もはやガーシーに怖いものなし?
(木村慎吾)