人気韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイク版として話題の新ドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)。第2話の平均視聴率は8.6%と、初回から1ポイント下がってしまった。
前話で、巨大飲食産業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)の息子・龍河(早乙女太一)が、父をひき殺した犯人だと確信した宮部新(竹内)。しかも、茂によって隠蔽されたことから、怒りを抑えることができず龍河をボコボコにしてしまう。
殺人未遂で起訴された新に科せられたのは、3年以下の少年院送致。出所した新は成人になっていた。そして6年、マグロ漁船に乗り込み、居酒屋の開店資金を用意した新は、六本木で店をオープンする。
「視聴者の中には、本家の『梨泰院クラス』に忠実な作りと感心する声もありましたが、今作はリメイクというよりコピーですね。2000年代の日本において、身代わり出頭してきた人にアリバイがあり、龍河が運転していた写真もあるのに、所轄の署長がひき逃げ事件を隠ぺいするなんてあり得ません。日本の警察はそんなに腐敗していませんよ。リメイクというならば、日本の現状に寄せるべきだったのではないでしょうか。あまりにも日本社会と乖離しているので、共感できないのではないかと思います」(テレビ誌ライター)
本家韓国でも、ネット配信された日本でも爆発的人気だった「梨泰院クラス」。日本の制作サイドは、低視聴率に肩透かしをくらったかもしれない。