歌手で俳優の福山雅治が主演を務める人気ドラマシリーズ「ガリレオ」(フジテレビ系)の最新作が、9月17日に土曜プレミアム枠で「ガリレオ 禁断の魔術」として放送される。
これまで女優の柴咲コウや吉高由里子が担ってきたヒロインには、新たに新木優子が抜擢されたことが7月20日、番組公式ツイッターで告知された。
このドラマは東野圭吾氏の「ガリレオ」シリーズを原作として、07年10月期に放送された第1シリーズを皮切りに連続ドラマ2作、映画2作、スペシャルドラマ2作が制作されてきた。「禁断の魔術」はスペシャルドラマ3作目にあたり、今年9月には映画第3弾となる「沈黙のパレード」の公開も控えている。
今作は「沈黙のパレード」の4年前の出来事が描かれ、そこで起きた事件によって、福山演じる湯川学のこれまで見たことのない姿が見られるという。新木は新たに湯川の相棒となる牧村役で登場する。
出演にあたって新木は、「福山さんはさまざまな作品に出演されていますが、私は湯川先生がいちばん好きなので、湯川先生としての福山さんと初めてご一緒させていただいたシーンは、うれしくて喜びが抑えられませんでした。柴咲コウさんや吉高由里子さんが演じられていた『ガリレオ』の相棒はとても魅力的なキャラクターだったので、私もそんな魅力のある相棒を演じられるよう精一杯頑張りましたので、多くの方に見ていただけるとうれしいです」と喜びと意気込みを語った。
しかし、ネット上では《どうして相棒役を毎回変えるんだろう。俳優の引退などの事情がない限り、基本的に同じメンバーで継続してほしいのに》《刑事同士なら部署移動とか年月が経てばあるけど、ガリレオの関係では、ずっと同じコンビでも違和感がないしファンが望んでるんだけど》《劇場版では柴咲さんが相棒だったと思いましたが、SP版では新木さんが相棒になるの? 不自然ですよね》など“新相棒”に疑問を呈する声が続出している。
「これまで『ガリレオ』シリーズは07年の連続ドラマ第1シリーズは柴咲コウ、翌年のスペシャルドラマ『ガリレオΦ』では長澤まさみ、13年の第2シリーズでは吉高由里子、同年のスペシャルドラマ『ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ』では再び柴咲と、めまぐるしくヒロインが変わっています。中でも柴咲は、初代相棒役だったこともあって待望論が根強い。最新作の映画『沈黙のパレード』ではみたび柴咲コウが相棒役を務めることが判明しているので、その直前のスペシャルドラマで相棒役が柴咲でないことにファンは不満のようです。
また、新木は現在、連続ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)に出演中ですが、同ドラマの視聴率は初回9.6%、第2話が8.6%と下落傾向。19年のドラマ『モトカレマニア』(フジテレビ系)が大コケに終わったこともあって、『数字を取れない女優』と言われることもしばしば。今回の『ガリレオ』でマイナスイメージを払拭できればいいのですが」(芸能記者)
演技でも数字でも、結果を残せるか。
(柏原廉)