やはり不仲説は本当だったのか。お笑いコンビ・オセロのツッコミとして活躍していたタレント・中島知子が7月25日放送の「ぜにいたち」(ABEMA)に出演し、元相方・松嶋尚美との関係性について言及した。
中島は1993年に松嶋とオセロを結成し、松竹芸能からデビュー。女性同士の漫才コンビという世界観がウケ、多くのバラエティ番組で活躍したが、中島は当初、女芸人になるつもりはなかったのだという。
スカウトされた際、「女の子ばっかりの事務所」と聞いてやってきたが、蓋を開けてみると「超芸人さんの事務所」だったと回想。「そしたら、ある日、突然来たもん順でコンビ組まされて、『今日から芸人になってもらいます』」と告げられ、初対面で知り合いでもなかった松嶋とコンビを組むことに。
オセロについては、松嶋が2007年に個人事務所を設立し、松竹からの退所を決めたあたりから不仲説が浮上。2013年には解散に至ると、中島は松嶋との関係性を「全然、仲もそんなに」と語り、「そりゃあ、足を踏み合うみたいなこともありましたよね」と意味深に振り返った。
コンビとして大ブレイクし、ハードスケジュールをこなす中、仕事と仕事の合間の仮眠のベッドを奪い合ったことも。滞在していたホテルにはベッドが一つしかなく、中島は「どっちも寝たいわけですよ。でも、ベッドは一つしかないから、私、床です。交代はほとんどない。言われへん。言うてもええんやけど、“ベッド命!”って言われたら、しゃーないやろ」と泣く泣く松嶋にベッドの独占を許していたという。
「一方の松嶋は、中島が自称・占い師の同居人から洗脳されているとの報道があった2012年3月に更新したブログで、中島を心配しつつ、慎重に状況を精査している段階だと説明。また、一部で報じられた、松嶋の独立によるコンビの不仲説には『私が会社を辞めたいって相談した時に、怒ると思ったら、(中島から)“オセロは続けたい! でも私は松竹に残るね! イチからは面倒やわ(笑)”って明るく言ってくれたの』と、相方とのやり取りを明かしています。
ただ、『正直、いつの頃からか喋らなくなりました』とも語り、関係を修復しようと中島を食事に誘うも断られてしまい、『腹が立ってきて、距離を置き出しました』と告白。その後の洗脳騒動の詳細を知り、松嶋は『(占い師から)私を避けるようにコントロールされてたのなら口惜しい!』『私も相方を無視したし。マインドコントロールにまんまと引っかかった気分!!! あー、ムカつく!!』などと綴っていました」(テレビ誌ライター)
今回の中島の番組内での発言については、世間の評価は真っ二つに。「松嶋さんみたいなタイプの人と2人で四六時中、一緒に仕事も含めてずーっと一緒にいるのはストレス溜まりそう」「松嶋がもう少し気を遣える人間だったら中島さんもそんなに心が疲れることはなかったのではないか」と同情する声もあれば、「こういう話はお互いがいる場でしないと、陰口と一緒だわ」「こういうこと、言わないほうがいいのでは? 当時相方には迷惑かけたんだし、今さら悪口言って何になるのかな」など、苦言を呈する人も少なくなかった。
また、松嶋は昨年9月にFUJIWARAの公式YouTubeチャンネルに出演した際、そもそもコンビが疎遠になった遠因を「楽屋が別々になったこと」だと説明。解散後の中島との交流については「前に電話したら、ケータイの番号変わってた。寂しいけど、まぁな。事務所を出たの私やし」と語っていた。
やはり、2人の間には、周囲の想像以上に深い亀裂があるのかもしれない。
(木村慎吾)