昨年9月にアンダーウェアメーカー「スロギー」のアンバサダーに就任したカイリー。今年の5月に47歳になったが、スロギーの「エヴァーニュー」コレクションのモデルという役目を果たしていることを非常に驚き、そして楽しんでいるとか。
「私ったら下着の撮影をまだこなしているんだから、本当に驚きよね。でも、それは実際に起こっているし、自分で無理やり自分にさせたわけではないのよ。私はただ流れにのっているだけなの」
そうコメントするのも当然か。なんといってもカイリーは10年前の2005年、第二期黄金期といわれチャートに立て続けにヒット曲を送り込んでいた矢先、乳ガンを宣告されている。ツアーなどを全てキャンセルし、闘病生活に入ったのだ。抗がん剤により自慢のブロンドも抜け、その症状を克服するのにはその後、数年要したという。
それから10年後、まさか47歳になった自分がボディラインを強調した下着モデルをやっていることなど想像もしていなかったのだろう。この数年で、カイリーはある境地にも到達したようだ。
「誰が何歳だなんてもう全然気にしてないわ。マドンナだって56歳よ。でも、私の世代になったら、何もかもが年齢で判断できない時期に来ているっていうサインだと思う。そうは言っても、オファーがあると『勘弁してよ、私ったらまた下着姿になるわけじゃないわよね』と真っ先にジョークを飛ばしちゃうんだけど」
畑違いのロック・ミュージシャンにもファンの多いカイリー。まさに“世界の美魔女”には美しさも健在、さらには年齢を超えた強さも備わったようだ。