女優・黒島結菜が主演を務める朝ドラ「ちむどんどん」(NHK)の第91話が8月15日に放送され、“キャラ変”した鈴木保奈美演じる重子に萌えコメントが殺到している。
これまで、家柄などの違いから、息子・和彦(宮沢氷魚)と暢子の結婚を頑として許さなかった重子も、家族の幸せが詰まっている終戦後の闇市の味を暢子が務める高級イタリアン「アッラ・フォンターナ」で味わったことから、態度が急変。2人の結婚を許すどころか、「お義母さん」と呼ぶ暢子に対して「しーちゃんと呼んでくださる?」と提案するなど“ラスボス”の心変わりに目が点になる視聴者が続出した。
鈴木はこの役のオファーが来た時、「ただ怖いだけでなく、少しとぼけたところのあるキャラクターとして、いろいろ楽しくお芝居ができそうだなと思いました」とコメント。さらに結婚に反対する理由について「相手が誰であれ和彦を渡したくないんですよね」としたうえで「中学時代の和彦がやんばるで過ごした数カ月にあるんじゃないか」と答えている。
「8月15日の放送回では、和彦と訪ねて来た暢子が『重子さん』と呼びかけると、早速『しーちゃん。そこ大事だから』と訂正させ、呼びにくそうにしている暢子が小声で『しーちゃん、さん』と言うと『しーちゃんに、さんはいりません!』と可愛く駄々をこね、『もう1回言ってみて』と強要していました。すっかり変わった重子の姿に、ネット民からは『しーちゃん、可愛い』『しーちゃん、最強』さらには『本来持っていた天真爛漫さや乙女っぽさが現れるようになってきたのね』といった萌えコメントが殺到しています」(女性誌記者)
重子の“キャラ変”には、「ちむどんどん反省会」などでは非難の声も上がっているが、その一方でこれが巻き返しのチャンスになるといった声もある。
「これまで感情移入しづらいキャラが多いと言われていた『ちむどんどん』。その中で重子は、いろんな意味で炎上して来た愛すべきキャラ。萌えキャラ“しーちゃん”が今後もやらかしてくれることで、ドラマも勢いを取り戻せるかもしれません」(前出・テレビ誌記者)
残すところあと1カ月半。“しーちゃん”の今後に注目したい。
(窪田史朗)