NHK朝ドラ「ちむどんどん」が、評価をどんどん下げている。
8月14日付で、農林水産副大臣や内閣総理大臣補佐官を務めたこともある前参議院議員の礒崎陽輔氏が自身のツイッターに《#ちむどんどん 芸能評論は控えていますが、この番組に多くの意見を頂いています。俳優の皆さんは立派に演じられていますが、脚本の論理性が崩壊しています。私自身沖縄振興の関係者として残念であり、既に手後れかもしれませんがNHKは猛省する必要があります。》と投稿。磯崎氏の言葉にもあるように「俳優の皆さんは立派に演じられている」ことは、誰の目にも明白だろう。
そんな立派に演じている俳優の1人が、川口春奈演じるヒロインの姉・良子の夫で小学校の教師でメガネが印象的な石川博夫を演じている山田裕貴だ。
博夫はとても生真面目だが驚くほど優柔不断な臆病者。石川家の長男という立場を求める封建的な実家に頭が上がらず、出産後の妻・良子から教師として復職したいと相談されても、実家に理解してもらえないという理由で復職を反対するようなキャラクターなのだ。これまでに博夫は実家の父や祖父に対して、何度も正座をするシーンがあったため、8月1日放送の「山田裕貴のオールナイトニッポンAX」(ニッポン放送)では、映画「東京リベンジャーズ」で好演した龍宮寺堅こと通称・ドラケンと「ちむどんどん」で演じる博夫を同一線上に並べ「ドラケンがメガネ正座マンやってると思わなかった、と言われるわけです」と自虐的にコメントした。
「そのため、ネット上ではあえて『ちむどんどん』での山田のことを役名で呼ばず『メガネ正座マン』と呼ぶ人が続出しているんです。『今日のメガネ正座マンは静かだな』『メガネ正座マンがスーツで登場した』『今日はメガネ正座マンを感じさせないくらい凜々しかった』など、愛のあるイジリが多数書き込まれています」(女性誌記者)
5月26日付けのツイッターには《かつて、こんなにもはっきりしない男を生きたことはないだろう》《優しさは判断を鈍らせたり 相手が欲しい言葉や、行動を与えることができないときがある》《ただ、欲しい言葉をくれない 行動で示してもらえないというのは 理想を追い求めているから ただの、欲望である気がする》と、「ちむどんどん」で演じる博夫について投稿している山田。NHKの朝ドラ制作陣は、山田のこの投稿を読んでどんな感想を抱くだろうか。