現在放送中の連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK)に対し、元農林水産副大臣の礒崎陽輔氏が痛烈批判した。8月14日に更新したTwitterで「俳優の皆さんは立派に演じられていますが、脚本の論理性が崩壊しています。私自身沖縄振興の関係者として残念であり、既に手後れかもしれませんがNHKは猛省する必要があります」と書き込んだのだ。
同ドラマに対しては「ヒロインに共感でない」「どんな問題が起きても、どうせ何かしらであっさり解決するのがわかってるから感情移入できない」「今回出演している女優・俳優陣はマイナスイメージが増えた方々が多すぎる」などネット上では批判意見が目立つ。
にもかかわらず、局内では評価されたというから驚きだ。「ちむどんどん」が同局の視聴アプリ「NHKプラス」の利用者増加に貢献したとして高く評価し、同ドラマの制作チームが局内表彰されたのだ。
「ここまで批判が高まると、民放でしたらスポンサーからクレームがくるでしょう。しかし、NHKは国民からの受信料で成り立っていますから、スポンサーはいません。同局にとっては、視聴者こそがスポンサー。それなのに、批判だらけのドラマを軌道修正もせずに流し続けるのはいかがなものか。しかも、ネガティブ要素でアプリの利用者が増えたのかもしれないのに表彰するなんて、おめでたいとしか言いようがないですね」(テレビ誌ライター)
物語は終盤に向かっているが、有終の美を飾れる結末となるのかどうか、注視したい。