仕事や人間関係で悩んだときって、つい1人で悶々としてしまいますよね。でも実はそれ、悪い方向に向かうばかりなんです。
精神科医である斎藤茂太さんの著書「会社・仕事・人間関係が『もうイヤだ!』と思ったとき読む本」(あさ出版刊)によると、1人で悶々と悩んでいると、内向していって余計に悩みが深くなるそうです。
とくに、内向的な性格の人は、気軽になんでも打ち明けられる人を1人でも多く作ることが重要なんだとか。「自分は孤独だ」「誰も自分を分かってくれない」と、悪循環に陥ってしまうからです。困ったときや苦しいときは、誰かに頼ってくださいね。
また、いつも社内や取引先の人に気を使ってばかりで、疲れてしまっている人は多いことでしょう。でも、元ANAのCAで人材教育講師である三上ナナエさんの著書「仕事も人間関係もうまくいく『気遣い』のキホン」(すばる舎刊)によれば、本当の気遣いは自分が疲れることはないそうなんです。
三上さんは、気遣いした結果として「褒められたい」「気付いて欲しい」「好かれたい」という気持ちが強過ぎて、そうでなかったときに虚しさを感じて自分が疲れてしまうことがよくあったようで、「価値観は人それぞれだから、すべての人に好かれたいというのはあきらめよう」「自分ではなく相手を不安にさせないための気遣いを心掛けよう」と思ったら、力み過ぎていた肩の力がすっと抜けていくのを感じたそうです。
仕事や人間関係など、何かしら悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。