仕事やプライベートの人間関係で、困っていることはありませんか? その人間関係をよくするのに、心理学が使えるんです。そのひとつに「ハロー効果」というものがあります。
一般的に、ビジネスは第一印象で決まるともいわれます。顧客や取引先に対しては、何とか印象をよくするように努めますよね。でも、相手がどのような印象を形成するかは、個人の経験によって大きく左右されるものです。
その瞬間的な印象を決めるのは、何といっても顔や体型、服装、髪型、身なりの清潔さといった見た目。脳科学においては、人間の脳は顔に興味を持っているといわれていますが、だからこそ、とくに顔の印象をよくすることが最も重要なのです。
精神科医であるゆうきゆうさん監修「『なるほど!』とわかる マンガ はじめての嘘の心理学」(西東社刊)によると、ハロー効果とは、外見がよいとその人の内面もよい人だと思い込む心理的効果なんだとか。逆に、仏頂面でだらしない服装だと、内面も性格が悪くてだらしない人と思われてしまうそう。また、いくら外見や肩書きがよくても、内面がだらしないと逆効果になることも。それは、一つの評価がよくても他の評価が悪過ぎるとハロー効果が働かず、悪い面が強調されてしまうからなんだそうです。
これらのポイントを意識しながら外見と内面を磨き、ハロー効果をビジネスに活用したいですね。