本音はやりたくなかった?
女優の広瀬すずと嵐・櫻井翔がW主演を務める「映画ネメシス 黄金螺旋の謎」が来年3月31日に劇場公開されると発表されたが、日本テレビ内ではこの件には触れたくないといった空気が漂っているという。
今回、公開が決まったのは、昨年4月期に日本テレビ系で放送されたドラマ「ネメシス」の映画版。ドラマは「ネメシス探偵事務所」を舞台に、広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナと、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希役の凸凹バディが繰り広げるミステリーで、映画版ではドラマの最終話から2年後の世界を、ドラマでは描くことができなかったスケール感で描くという。
「このドラマは制作当初から映画化を見据えたものと言われており、それこそ大作映画が何本もできるくらいの制作費が投入されていました。だからこそ豪華なキャストも起用できましたし、ドラマと並行して映画の撮影も行われていたと言われています」(芸能関係者)
ただ、ドラマは大コケ。10話の世帯平均視聴率は8.6%と鳴り物入りで始まった割にはかなり低調だった。この低迷を引き継ぐ可能性も高く、映画もかなり期待が薄いという。
「映画化は契約の問題で避けられないものでしたが、本来ならもうちょっと後にやりたいというのが日テレ側の本音だったようです。ドラマから映画公開まで2年間ではドラマの印象が強すぎて、どうやってもヒットはできない。あと数年間、空ければ多少はドラマのイメージも払しょくできて、ドラマと映画は違うものということを見せられた可能性もあった。ただ、それができなかった以上、もはや何事もなかったかのようにやり過ごすしかないといった空気です」(制作会社関係者)
早くも白旗状態のようだ。