大会前はさまざまな問題が不安視されたが、始まれば盛り上がるのがオリンピック。男子体操団体の金メダルなど朗報も届くなか、日本の元金メダリストの「美」に賞賛の声が上がっている。「バルセロナの奇跡」と呼ばれた、14歳で女子平泳ぎ200mの金メダリストとなった岩崎恭子だ。
しかし、早くからピークを迎えた有名人というのは、その後に見る影もなく忘れ去られ、「あの人は今」的なメディアの暇ネタ要員になることが多い。事実、岩崎も14歳時をピークに、その後は大きな大会で結果を残せなくなり、「過去の人」になりつつあった。
「20歳時の病気を機に選手を引退。その後は留学などを経て、マイペースでコメンテーターの仕事をこなしています。病気は大変だったでしょうが、しがみついてでも競技に固執しなかったことも、一人の女性として生きるという意味では吉と出ましたね。元ラグビー日本代表の斉藤祐也選手と09年に結婚。週刊誌のグラビアに2人で登場したこともあるようにとても仲も睦まじいようで、翌年第1子も出産。テレビにも出すぎず、ときどき出れば『こんなにキレイになったんだ』と常に感嘆の声が上がります。14歳の無邪気な少女の姿のまま国民に愛されて、本人は家庭にも恵まれとても美しく齢を取り、『女性として理想的』と賞賛される理由もわかります」(女性誌記者)
先日は映画DVDの宣伝イベント会場で競泳選手へのエールを送ったが、その38歳で一児の母とは思えない笑顔に「元メダリストでこんなキレイな人っている?」「38歳なんて到底信じられない」「元バドの人みたいに出しゃばらないのがいい」「遅まきながら大ファンになりました」など、リオで頑張る選手以上の声援まで受けている。
「今まで生きてきた中で一番幸せです」は、金メダルを取ったときの彼女の名言として語り継がれているが、「今まで生きてきた中で一番美しい」というのが現在の岩崎恭子かもしれない。
(塚田ひかり)
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