俳優・林遣都と仲野太賀がW主演するドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ系)の最終話が9月24日に放送され、二重人格役を演じた松岡茉優に称賛コメントが寄せられている。
このドラマは、警察署に勤めながら捜査権のないワケありの4人が、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明するミステリアスコメディ。最終話では、一連の事件を起こしていた“シリアルキラー”の正体が弓弦(菅生新樹)であることが明らかになり、父である境川警察署・署長の雪松鳴人(伊藤英明)がその隠蔽を行なっていたことが発覚する。事件解決後、松岡演じる摘木星砂が馬渕悠日(仲野太賀)と暮らすために鹿浜鈴之助(林遣都)の屋敷を去り、1人になった鈴之助がそのまま眠りに落ちると、もう一人の“ヘビ女”の星砂が現れる。
別れを言いに来た星砂は、「あなたに会えてよかったです。あなたのこと好きになりました。あなたはとても素敵な人です。これからもあなたのことを思っています」と告白。涙を流す星砂を見て号泣する鈴之助の姿を見た視聴者からは、ネット上に「寂しすぎるし切なすぎる」「もらい泣き止まらん」などのコメントが書き込まれている。
今作で松岡は、第3話に引き続き第8話でも星砂が“ヘビ女”の星砂へと入れ替わる二重人格の演技を微妙な表情と声のトーンだけで演じて見せ、ネット民も大興奮。演技派女優として、確かな爪痕を残したと言えるだろう。
「松岡は、2019年に映画『勝手にふるえてろ』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を、映画『万引き家族』で同賞の優秀助演女優賞を受賞するなど、その演技は高く評価されています。2020年夏期のドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり(カネ恋)』(TBS系)でGP帯初主演を飾りましたが、その年の7月18日、共演する三浦春馬がみずからの命を絶ち、その第一報が流れると松岡はその場に崩れ落ち、帰宅後も放心状態が続き、食事も取れず、寝室に閉じこもるほどショックを受けたといいます。結局、『カネ恋』は4話で打ち切りとなり、悔しい思いをしていました」(女性誌記者)
あの夏から2年。松岡は今作で、リベンジを果たしたと言えるのではないだろうか。
(窪田史朗)