9月24日に最終回を迎えた「初恋の悪魔」(日本テレビ系)。仲野太賀と林遣都のW主演ドラマというフレコミだったが、林演じる鹿浜鈴之介の成長ストーリーとして幕を閉じた。
最終回では、刑事としての推理力は高くても犯人捕獲のための肉弾戦は苦手そうに見えていた鈴之介(林)が、自身のコレクションであるハサミを手にして連続殺人犯の弓弦(菅生新樹)に立ち向かい、星砂(松岡茉優)や小鳥(柄本佑)が生きていると知らされたとたんにハサミを手錠に持ち替え取り押さえたシーンに“刑事らしいカッコよさ”を感じた人が多かったようだ。
「最後まで視聴率が伸び悩んだままのドラマでしたが、ネット上では『1話2話で脱落せずに視聴してよかった』『今期でいちばんいいドラマだったと思う』『最終回まで目が離せなかったし次回が楽しみなドラマだった』など、満足度の高さを呟く声が相次いでいます。特に林演じる、拳銃を銭湯に置き忘れて停職処分を食らっていた引きこもりの鈴之介に、感情移入した視聴者が多かったようです」(女性誌記者)
友達もおらず、恋をしたこともなかった鈴之介が、松岡演じる二重人格の“虎星砂”(以降“虎”と表記)に好意を抱くも、“虎”は悠日(仲野)の恋人に。しかしその後、もう1つの人格である“蛇星砂”(以降“蛇”と表記)と出会った鈴之介は恋仲に。しかし“蛇”は“虎”に吸収されると知り、鈴之介に愛の告白と同時に別れを告げる。
“蛇”と同じ姿をした悠日の恋人である“虎”をそばで見続けなければならない鈴之介は、悠日と“虎”が一緒に暮らす住所が書かれたメモを、1度はゴミ袋に捨てて集積所に出すも、思い直して部屋の中にぶちまけて探すことに。メモは見つかるが、ゴミ袋から転がり出てくる萎れたリンゴ2個を手にした鈴之介が、“蛇”に教えるはずだったリンゴの皮剥きを教えられなかったことを思い出していることがわかる。
「ネット上には『林遣都の奥深さを知った』『鈴ちゃんが切なすぎる。涙が止まらない』『蛇星砂とリンゴを剥いて食べてたら。アダムとイブになれなかった2人が切ない』『鈴ちゃんの心にぽっかり空いた穴が手に取るようにわかるよ』など、林を称賛する声が相次いでいます」(前出・女性誌記者)
林が出演するドラマにハズレなし。