ジャニーズの横尾渉と二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)、深澤辰哉と佐久間大介(Snow Man)がテレ東旅番組に出演するとあって、放送前から高い注目を集めていた「ハイウェイSA&PAルーレット対決旅」。9月28日の「水バラ」(テレビ東京系)で放送されて大好評となっているが、あるポイントだけは視聴者の評判はいまひとつ。それはガチンコを掲げるテレ東旅番組とは思えないほどのヌルさだ。テレビ誌ライターもこれにはガッカリしたという。
「太川陽介のバス旅や千原ジュニアのタクシー旅など、どれも長距離を歩くことになる厳しい旅です。福澤朗の『鉄道沿線歩き旅』は、千原せいじが『アフリカロケよりきつい』と音を上げたほど。高島礼子や南野陽子など大物といえども容赦はなく、つらい思いをさせられます。ところが、今回はまったく厳しくなかったんです」
なにしろ横尾、二階堂、深澤の3人が「『テレ東さんの旅番組がツライ』っていうのがまだわからない」と話すほど。結局、最後まで厳しい場面はほとんどなかった。
そもそもルール自体が簡単だという声もある。今回の旅はルーレットの出目にしたがって、高層道路のサービスエリア・パーキングエリアを進み、そこでミッションをクリアして先に進むというもの。太川陽介がスタートさせ、現在はぺこぱが担当している「ローカル鉄道寄り道旅」の高速道路版である。ローカル鉄道寄り道旅はミッションをこなすために、目的地まで走ることもしばしば。ところが「ハイウェイSA&PAルーレット対決旅」は車移動ばかり。歩く場面は屏風山PAで滝をめぐる場面ぐらいだった。
ミッションも簡単なものばかりで、苦しむシーンはなし。視聴者から「テレ東旅番組とは思えないぐらいヌルい」「ガチのテレ東もジャニーズに忖度したのか」とブーイングが上がっている。
「同じジャニーズの河合郁人が『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦』で厳しい旅を続け、奮闘を見せて高評価を得ているだけに、今回のヌルさが悪目立ちしましたね。河合があれだけ頑張っているのに、後輩があれでは。次回があれば、より厳しい旅になるようにルール変更も必要でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
ぜひとも河合を超える活躍を見せてほしい。それがファンの切なる願いだろう。