「毒舌」「腹黒」と言われ親しまれてきた落語家の六代目三遊亭円楽さんが9月30日に亡くなった。72歳だった。
2018年に初期の肺がんを公表。今年1月に脳梗塞で倒れてからは入退院を繰り返していたが、8月11日には国立演芸場で7カ月ぶりの高座に復帰。予定の時間を超えて観客を沸かせた。しかし8月26日に肺炎で入院。30日に予定していた独演会はやむなく中止に。2、3週間で退院すると発表していたが、実は病状は重く、ずっと入院生活が続いていた。
ツイッター上では「円楽さん」がトレンドのトップになると同時に、円楽さんがレギュラー出演していた「笑点」(日本テレビ系)で共演していた故・桂歌丸さんのことを「歌丸師匠」「歌丸さん」と呼ぶ声もトレンド入り。円楽さんと歌丸さんの仲のいい毒のある掛け合いを思い出した人が続出したようだ。
「歌丸さんが亡くなった直後の2018年7月8日放送の同番組では『桂歌丸師匠ありがとうスペシャル』の大喜利のコーナーが設けられ、各レギュラーメンバーが歌丸さんへの思いを語るなか、円楽さんは『じじい! 早すぎるんだよ!』と絶叫。その言葉は今、世間の声となって円楽さんに向けられているのだろうと思います」(芸能ライター)
きっとあの世で歌丸さんから「じじい! 早すぎるんだよ!」と浴びせられているに違いない。