タレントの千秋が日本人の「井の中の蛙」状態を懸念する文章を投稿し、様々な反響が寄せられている。
9月11日より「超久しぶりの海外」を旅行で満喫していることをインスタグラムから報告していた千秋。「いつも買うスタバの瓶が1100円、ピザとコーラで4500円」とデフレの日本とは対照的なアメリカのインフレぶりに驚き、「冒頭から円安の洗礼」と綴った。
その後も、同アカウントから「#千秋旅日記」として、ラスベガスやアリゾナ、モニュメントバレー、メキシコなど、著名な観光地を巡る様子を発信。10月3日の投稿で帰国を報告すると、日本の現状を案じるような文章が大きな話題に。
10月4日、千秋は「日本に帰って来たら物価が安くて、お金持ちになった錯覚に陥ります。『日本やばい』って今は焦りますが、しばらくするとこれも慣れて忘れてしまうのでしょう。今感じてるこの危機感をここに書き記す以外、どう活かしたらいいのかわからない。井の中の蛙。世界を知らな過ぎるわたし達」と書き連ね、およそ3週間の海外旅行を経て“日本と世界の差”を痛感したという。
日米間の明らかな物価の違いから、“日本のやばさ”に警鐘を鳴らした千秋だが、ネット上でが「3週間の海外旅行くらいでそんなことまで感じるか」「散々海外を満喫して贅沢ざんまいしといて、最後に“ヤバい”とか言われても」といった指摘も…。
「物価の安い国内では“お金持ち気分”を味わえるとの表現には、『あんた、もとから金持ちやがな』『もともとセレブだよね』『この円安の時に3週間も海外に滞在できてる時点で千秋とは“私たち”ではないな』とする反応もありました。さらに、今回の投稿には、決してリーズナブルとはいえない日本の高級和牛焼肉店での写真も添えており、『日本やばい』『今感じてるこの危機感』といった言葉から、あまり説得力が伝わらないと感じる人も多かったようです」(テレビ誌ライター)
もう少し“庶民派”なタレントから聞きたかった、というのが世間の本音かもしれない。
(木村慎吾)