元AKB48で女優の前田敦子が、自身を模した芸に対する思いを口にした。
主演映画「もっと超越した所へ。」の番宣を兼ねて、10月9日放送の「ニノさん」(日本テレビ系)にゲスト出演した前田。嵐・二宮和也はアイドルから女優へと転身した前田に関して、「やっぱり総選挙で泣いた時のイメージが凄い強くて。そこからめちゃくちゃ女優さんになったなって印象」と語った。
また、同番組で進行を務める芸人・陣内智則が、AKB卒業から女優へと進化する中で「ちょっと、キンタロー。が1回、邪魔したけどね」とキンタロー。のモノマネが前田に与えた影響を指摘。150万枚以上のCD売上を記録した「フライングゲット」で、センターを張った前田のダンスを滑稽にマネた芸だが、前田は笑顔で「ありがたかったですよ」とコメントした。
トップアイドルの見た目を面白おかしくデフォルメするようなモノマネだったため、陣内は「大丈夫でした? キンタロー。(のモノマネ)が1回入ったから。あの時、ガチでどう思った? 何してくれてんねんって思わなかった?」と前田に質問。これに「バラエティ番組とかは全然出てなかった時期なので、代わりに出てくれて」と、感謝の思いもあったと振り返った。
キンタロー。による前田のモノマネをめぐっては、一部の前田ファンの間で「これは絶対バカにしてる」「不愉快」などと物議を醸していたこともあり、いつからか、両者は共演NGなのではないかとの噂も浮上。しかし、前田側にはそうした意識はなかったようだ。
「昨年3月放送の『うちのガヤがすみません!』(日本テレビ系)にて、ようやく初共演が実現。キンタロー。が前田のモノマネを始めてからおよそ10年の月日が流れ、その間に1度も共演がありませんでしたが、前田は自ら“NG”だと言ったことは1回もないとのこと。また、キンタロー。のモノマネ芸についてネガティブな思いもなかったと語っています」(テレビ誌ライター)
前田は、初めて顔を合わせた番組収録後、インスタグラムから「キンタロー。さんにやっっとお会いでき、うちのガヤのスタッフさん達に感謝です! キンタロー。さん。最後に本当に嬉しいお言葉をかけてくださいました。嬉しすぎて胸がキュンとしました。またお会いしたいです」と投稿し、キンタロー。と並んでの「フライングゲット」ポーズもお披露目した。
キンタロー。からしても、芸人としてのブレイクにつながった前田の存在には頭が上がらない思いだったにちがいない。
(木村慎吾)