「やせてるし、声も枯れてる?」3週間ぶりにメインMC番組「中居正広のキャスターな会」(テレビ朝日系)へ復帰したタレント・中居正広に対し、心配の声が寄せられている。
10月1日、8日と、2週連続で同番組を欠席し、14日放送の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)の2時間スペシャルも「体調不良」を理由にお休みしていた中居。久々にカメラの前に現れた15日放送の「キャスターな会」では、「大丈夫なんですか? 体調のほうは?」と聞かれ、「もうビンビンの、ボーボーです」と笑いながら答えるも、その様子はどこか疲労感が伝わるものだった。
そもそも、与えられた仕事に対する責任感が強いことでも知られる中居が2週間の休みを取らざるを得ないような状況こそが“緊急事態”であり、ファンの心配が止まない理由なのだ。
「2015年8月放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、中居の仕事に対する強烈なプロ意識がうかがえるエピソードが紹介されました。番組では、『MC論』にまつわるトークが展開され、Kis-My-Ft2・千賀健永は、『27時間テレビ』(フジテレビ系)の司会に臨む際の中居のスイッチの入れ方について質問。中居は『27時間テレビの前の日は、1年に1回の睡眠薬を飲む』と打ち明け、『(睡眠の)サイクルを1週間くらい前からずらしていって、朝6時くらいに寝るようにして、さらに睡眠薬を飲む。そうしたら、(前日は)6時から15時くらいまで寝られる。9時間寝られれば、まぁまぁ』と、万全のコンディションを作る独自のスタイルを説明。仕事への意識の高さに対し、共演者から驚きの反応が出ていました」(テレビ誌ライター)
また、妥協を許さないお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との親交が深まったのも、こだわりの強い両者の意識が共鳴した瞬間からだった。
2002年、松本はラジオ番組「放送室#25」(TOKYO FM)の中で、プライベートでも飲みに行くことの多い“親友”の中居に関し、「ただのアイドルではない」と感銘を受けた出来事を回顧。00年に共演したドラマ「伝説の教師」(日本テレビ系)で原案も担当していた松本は、ある日の撮影終わり、完成した脚本に訂正が必要な箇所を複数発見。時間はすでに深夜3時頃で、数時間後には早朝から撮影が再開するとあって、松本は「キッツイな?」と考えていたところ、そのタイミングで中居も松本の部屋を訪問。「中居くん、台本読んだ?」と聞くと、「ちょっと気になりますねー」と松本と同様の違和感を抱いたとの返答があり、そこからは、1ページ目からの徹夜の台本訂正に最後まで付き合ってくれたのだという。これに松本は「感動して。こいつ、ちゃんとするなって。軽い感じでやってる奴じゃない。そこから(中居への見方が)変わった」「ただのアイドルではない」などと絶賛していた。
誰よりも仕事に全力投球なスタイルを貫いてきた中居だが、今年8月には50回目の誕生日を迎えており、若い頃のようには無理が利かなくなっているのかもしれない。
(木村慎吾)