日曜劇場、山崎賢人主演ドラマ「アトムの童(こ)」(TBS系)が10月16日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は8.9%だった。
若き天才ゲーム開発者の安積那由他(山崎)通称「インディー」は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作している。「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称される存在だった。しかし、現在は自動車整備工場で働き、ゲーム開発から離れ、静かに暮らしている。
安積が愛してやまないキャラクターを作り出してきた老舗玩具メーカーの「アトム玩具」は、廃業の危機を迎えていた。安積はその窮地を知り、アトム玩具のため、新しいゲーム開発をすると約束する。
視聴者からの感想としては「面白い! 久しぶりにワクワク感のあるドラマ」「役者に惹かれて見始めたが大正解だった」「テンポ良くて見ていてすんなり見られました」など好評だ。
「今作で、安積と戦う大手IT企業社長・興津晃彦を香川照之が演じるはずでしたが、醜聞によってオダギリジョーに代わりました。視聴者からは、スキャンダルの件は別にして、『ラスボスがオダギリでよかった』『オダジョーがいて、日曜劇場に新風が吹いている』と、話題になっています。オダギリは2014年1月期の、同じ日曜劇場枠『S‐最後の警官‐』で初めて悪役を演じ、話題となりました。今作で再び話題となれば今後、悪役としての仕事が続々舞い込んでくるのではないでしょうか。それでもオダギリは何でもホイホイOKすることはなく、作品や役どころをしっかり吟味しそうですが」(テレビ誌ライター)
日曜劇場の新たなラスボス誕生は、いまのところ“吉”と出たようだ。