急に気温が下がり、肌寒くなってきて体調に変化が起きていませんか?
肩凝りや腰痛、頭痛、目の疲れ、夜寝付けない、朝起きられないなどの悩みがあるなら、それは「秋バテ」かもしれません。季節の変わり目の原因不明の体調不良は、「気象病」とも呼ばれています。
でも、体調管理をすることで「軽減することができる」とか。そう話すのは、医師の谷口英喜さん。「秋の始まりは、暑さで体力を消耗した夏の後に気温や気圧の変化に対応しようとすることで、自律神経が乱れてさまざまな不定愁訴が起こる人が増える」そうです。
これを予防するポイントは、自律神経のバランスを整える生活習慣。谷口さんは、「決まった時間に起床し、朝・昼・夜の食事を決まった時間に腹八分目に取るという基本的なことを守ることが、自律神経を整える一番の近道」と話します。そして、「できれば毎日、軽く汗をかく程度の運動を。お風呂で汗をかくのでもいい」「胃腸に負担をかけずに食物繊維を摂る」「水分補給を怠らない」といったことも勧めています。
食物繊維は善玉菌のエサになるため、自律神経に関わる腸内環境を整えます。ただし、注意点もあるそうで、「生野菜をたくさん食べることなどは、消化に時間がかかるので胃腸に負担がかかります。味噌汁などで野菜を柔らかく茹でて食べる、食物繊維が豊富なユーグレナ飲料や青汁飲料を毎日飲むことを習慣づけるなどして、胃腸に負担をかけずに食物繊維をたっぷり摂る」のがいいそうです。
かつては「不味い!」と敬遠されがちだった青汁などの健康飲料も、最近では飲みやすいものが増えているようです。ユーグレナ社の『からだにユーグレナ』には「フルーツグリーンオレ」「トロピカルフルーツオレ」などが、日本薬健の青汁には「白桃青汁×乳酸菌」などのフルーツ味で飲みやすいものが出ているので、美味しく飲めそうです。
生活習慣を整えると同時に賢く食事を選んで、ぜひ「秋バテ」を予防してくださいね。