「少年革命家」で不登校YouTuberのゆたぼんの失言が波紋を呼んでいる。しかし、矛先はゆたぼん本人ではなく、父親へ向けられているようだ。
事の発端は「ステディ号」で日本一周中のゆたぼんが10月23日、広島編で原爆ドームを訪れた際の動画。ドームを見学したゆたぼんは「本当に戦争ってやっちゃいけないことだし、こういうことは覚えとかなくちゃいけないなって思いました。この原爆ドームがこういうことを伝えてくれてるんじゃないかなって思います」と、優等生的な発言を展開。ところが、その流れで「1945年8月6日にアメリカが日本の広島県と長崎県に原爆を落とした」と発言したからさあ大変。ネット上では一斉に「長崎県は8月9日」の訂正ツッコミが。さらには義務教育をすっ飛ばしているゆたぼんの知識の欠如ではないかなど、ネガティブな声であふれてしまったのだ。
そんな声に怒りまくったのが、父親で心理カウンセラーの中村幸也氏。「まだ13歳のゆたぼんに対して言葉の粗探しをして揚げ足取りしてる奴らって本当に終わってるな。しかもクソみたいなメディアもそれに乗っかってPV稼ぎとか」「子供が間違ったことを言うだけで、ネットで集団でいじめてる奴らは学校で何を学んできたんだ? これが日本の義務教育を受けた奴らの成れの果てか」とまくし立てた。しかし、そんな怒りモードがむしろ世間の人たちに火を付けることに。
「確かに日にちを間違えただけで口撃するのは大人げないですが、実は多くの人はゆたぼんさんが間違えたことに怒っているわけではなく、むしろ気の毒に感じたようなんです。そして、バッシングの矛先は父親の中村さんに対して向けられました」(エンタメ誌ライター)
ネット上では、中村氏が「まだ13歳の子供」とゆたぼんさんを表したことに対して「もう13歳ですよ」「まともな中学生なら8月6日と9日の原爆記念日は知っている」「ゆたぼんが哀れ」という声が。通常なら中学生になっている息子をいつまでも小さな子供扱いする父親の発言や、父親が普通の教育を受ける機会を奪っているのではといった、ゆたぼんの不登校キャラを疑問視する声が改めて相次いだのだ。
「そもそも、生で配信しているわけではないので取り直しができるはず。つまりは父親が原爆記念日をわかっていなかったのでは‥‥と、中村さんの一般知識を疑問視する声まであがっていました」(前出・エンタメ誌ライター)
アンチに対して壮絶にぶち切れたものの、大ブーメラン状態になってしまったようだ。
(山田ここ)