今夏の二宮和也は、「24時間テレビ~愛は地球を救う~」(日本テレビ系)のメインパーソナリティや主演映画の公開などで多忙だった。8月の「24時間テレビ」では、ともにメインパーソナリティを務めたYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」のメンバーであるKAT-TUN・中丸雄一、Hey! Say! JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨と貴重な歌唱姿を披露。翌9月にも、音楽フェス「テレビ朝日ドリームフェスティバル2022」で観客を前に、歌って踊った。
“ドリフェス”にJUMPは待望の初参加だったが、山田と中島裕翔が新型コロナウィルスに感染、八乙女光はかねてから突発性難聴で休養していたため、8人のフルメンバーから3人も欠けてしまった。そこで助太刀となるべく、メンバーにも内緒でサプライズ登場。JUMPのヒットナンバーを3曲もパフォーマンスした。
「ジャにのちゃんねる」はチャンネル登録者数357万人を超えたジャニーズ屈指の大人気プログラム。二宮は、年齢もキャリアも下の後輩たちと飾り気ゼロで接しているが、本来はコミュニケーションが苦手。幼い頃から人の前に出ることが嫌いで、小学生の時は目立つことを避けた。高校の通信制課程に通った年から、嵐の活動がスタート。学校では、いじめにあうようになった。
「クラスで物がなくなった時、二宮のせいにされたのだとか。その時の対処法が独特。何のリアクションもしない、というものでした。騒がない標的がおもしろくなかったのか、いじめ集団は的を変えて続けたそうです。結局解決しなかったことに憤りを感じている二宮は雑誌で、『謝ってもらってないから、俺の中では今でも終わってないんだ。本当にいじめがある世界なんてよくないよ。学校でも社会でも普通にあるってことが、すでにおかしいんだよね』と語っています」(アイドル誌ライター)
年次は違うが、同校の在校者にはA.B.C-Zの戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田遼一もいた。二宮とは交流がほぼなかったため、国民的アイドルにいじめの過去があったことを知らない。在学時、職場には多くの仲間や味方がいたが、高校では友達が少なく、1人で行動することが多かった。
12月9日から、二宮がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当で抑留された捕虜を演じた感動巨編映画「ラーゲリより愛を込めて」がロードショー。バックボーンを知ると、なお泣けるかもしれない。
(北村ともこ)