「一度きりのデートで終わらせたくない」「デート後に連絡が途絶えてしまった」と頭を抱える女性は多いのではないでしょうか。気になる相手とデートができたなら、次に繋げたいものですよね。そこで、相手に「もう一度会いたい!」と思わせる、心理学を用いたテクニックを紹介していきましょう。
■ピークエンドの法則
心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマンは「ピークエンドの法則」という心理理論を唱えました。これは、最も感情の揺れたときや終わりの出来事のみで、私たちは全体の印象を決めているというもの。例えば、途中までつまらないと感じていた映画でも、ラストがよければ最終的な評価は「おもしろかった」になりますよね。このように、私たちは物事の一部でしか判断していないことが多いのです。
■デートで使うには……
ピークエンドの法則をデートに使う方法は2つ。それは、大きく感情が揺れる出来事を作り出す(ピーク)か、デートの最後に一番の盛り上がりを持ってくる(エンド)ことです。ただし、人の感情を大きく揺さぶるのは思ったよりも難しいもの。なので、デートの終わりを盛り上げるほうが無難でしょう。
■エンドの盛り上げ方
デートの最後に盛り上がりを作るのはとっても簡単。帰り際にロマンチックな夜景を見に行ったり、雰囲気のいい場所でプレゼントを渡したりしてみましょう。自分に好意を寄せていると感じ取った相手は、もっとあなたと一緒にいたいと思うはずです。ポイントは、あえてその盛り上がったタイミングでお別れすること。まだ気持ちが高ぶっている状態で解散することで、「次も早く会いたい」という想いが強まるのです。
「終わりよければすべてよし」という言葉があるように、最後に楽しいと思ってもらえることが重要です。相手の好きなものを事前にリサーチして、デートの最後にうまく取り入れてみてくださいね。
卯花はる(うばなはる) 大学で心理学を学び、心理カウンセラーの資格を持つ。心理学を取り入れた独自の鑑定方法(深層心理タロット占い)でたくさんの恋愛相談に応えてきた。また、自らも遠距離恋愛を乗り越え結婚。現在は一児の母で、恋愛ライターとして多くの媒体で執筆中。