年内で歌手活動を一時休止して休養すると発表している氷川きよし。休止前の集大成としてリリースされるアルバム3部作の第3弾、つまり休養前ラストアルバムが11月22日に発売される。タイトルは「オリジナル・コレクションVol.03~ロック&ポップス&バラードの世界~『魔法にかけられた少女』」。
それに先駆け、黒いレースのヘッドドレスと肩出しドレスを身に着けたビジュアルとコメントが氷川のインスタグラムに公開され、反響を呼んでいる。ネット上では、真っ赤な背景に黒い衣装をまとった氷川を「全盛期の中森明菜のようだ」とする声と、「美空ひばりの『川の流れのように』のジャケ写みたい」とする声に大きく分かれているようだ。また、アルバムタイトル曲の「魔法にかけられた少女」は、氷川がKiina名義で作詩(氷川のコメントによると「作詞」ではなく「作詩」)した1曲で《一番苦しんでいる人や悲しんでいる人が一番幸せになれる世の中に変えていきたいと思って、心の叫びを書きました。少女は魔法にかかって少年になってしまって、でも少女として生きる、そんなストーリーです》と説明。ほかにも《作詩に加えて、作曲もさせていただいたのは「泣けてくるけど笑えてくるの」。これは日常にある切なさとか、ポジティブな、そしてロマンティックな乙女心を書いた作品です》と収録曲に対する説明がされているのだが、ネット上には戸惑いを隠せない人たちも。
「『氷川きよしは活動休止前のラストアルバムとしてこれがベストだと思ってるんだよね?』『「魔法にかけられた少女」というタイトルの“心の叫び”が込められているんですね』『デビュー曲の「箱根八里の半次郎」からファンだった人はこのアルバムをどんな心境で受け止めているんだろう』『休養前最後ならファンに寄り添ってほしかった。最後まで私!私!で残念』といったネガティブな声が飛び交っています。デビュー当時の“演歌界の王子様”的存在の頃から応援してきたファンにとっては、複雑な思いなのかもしれません」(女性誌記者)
氷川は今年のNHK「紅白歌合戦」で何を歌うのだろうか。