俳優の西島秀俊が10月からスタートするテレビドラマ「無痛~診える眼~」(フジテレビ系)にて、天才医師を演じることが発表された。昨今、出演する作品が低視聴率続きの西島にとって、今度こそ失敗は許されないという。
「アラフォー女性たちからも絶大な支持を受ける西島ですが、ドラマでは思ったような結果を残せていません。近年、映画並みの制作費が投入された『MOZU』(TBS系×WOWOW)は初回こそ視聴率13%でスタートしたものの、シーズン2になると一時4%台まで下落、また『流星ワゴン』(TBS系)も高視聴率を取りやすい日曜21時台でしたが1桁台を連発していました。そんな視聴率が低迷続きの西島にとって、次こそ一定の結果を残さなければ俳優としてマズいでしょう」(テレビ誌記者)
現在、フジの水曜22時といえば、堤真一主演「リスクの神様」が視聴率5%を記録するなど厳しい状況にある。その理由として挙げられるのが、裏で放送されている杏主演「花咲舞が黙ってない」の高視聴率だが、前出のテレビ誌記者によると、10月からもフジの水曜22時台は苦戦を強いられる可能性があるという。
「先月、日テレは10月から天海祐希と脚本家・遊川和彦がタッグを組んだ新ドラマを放送すると発表しました。まだ放送日時は告知されていませんが、過去の遊川作品『○○妻』『家政婦のミタ』と同じ水曜22時に放送されるのではないかと言われています。彼のドラマは、毎回視聴者の賛否は別れるものの注目度が高く、さらに今回はヒット作『女王の教室』の天海祐希と再タッグということで、多くの視聴者が流れる可能性が高い。そのため今年、『心がポキッとね』『リスクの神様』と水曜22時台の視聴率下降が止まらないフジにとって、10月の西島主演ドラマで、ついにドドメを刺されてしまうかもしれません」
完全な死に枠ともいわれているフジ水曜22時ドラマ。西島はこのままババを引かされてしまうのだろうか。
(森嶋時生)