俳優の豊川悦司が10月30日、「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演。自身のターニングポイントとなった作品について語った。
豊川は11月11日公開の映画「あちらにいる鬼」で共演した寺島しのぶ、広末涼子とトークする中で、広末が「豊川さんのきっかけの作品は何ですか? 感覚的に」と質問。さらに広末は「手話の‥‥(ドラマ)、あれ大好きです。あれはもう強烈でしたね」と1995年の豊川・常盤貴子主演のドラマ「愛していると言ってくれ」(TBS系)を挙げた。
すると、豊川は「確かにそうだけど‥‥」と認めつつ、「なんだろう、自分の中で例えば道を歩いていて『アッ!』とか言われるようになったのは『NIGHT HEAD』だよね」と明かし、「自分の中で誇らしげじゃないけど、うれしかったと思うね」と当時を振り返っていた。
「『NIGHT HEAD』はフジテレビ系で1992年10月から1993年3月までの深夜帯に放送された30分のSF特撮ドラマです。研究所から脱走した超能力を持つ兄弟を巡る物語で、カルト的な人気を博しました。当時、豊川は兄弟の兄役を演じ、弟役を演じたのが武田真治です。豊川の代表作としては最初の作品と言えるでしょう」(芸能記者)
ネット上でも《NIGHT HEAD懐かしい! 豊川さんと武田くんが兄弟で、あの頃は2人とも線が細かった。お話も面白かったから見てた》《豊川さんがNIGHT HEADあげてくれて嬉しい》《『NIGHT HEAD』! 深夜ドラマだったが、最初から毎週観ていた。豊川さんと武田さんの兄弟が悩み苦しむ姿が美しくすごくよかった》など当時を知るファンから喜びの声が続出。
30年の時を越えても豊川やファンにとって心に残る作品だったと言えそうだ。
(柏原廉)