元SMAPでタレントの香取慎吾が11月2日、東京都内で開催された個展「WHO AM I ‐SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR‐」の発表会に登場。先月付けでジャニーズ事務所から退社した滝沢秀明元副社長について言及した。
滝沢氏は2018年限りでタレント活動を引退し、敬愛するジャニー喜多川さんの跡を継ぐべく、若手の育成に専念。ジャニーズアイランド社長と、同事務所の副社長を兼任していたが、わずか3年ほどでその役職を辞することに。
香取自身も、2016年をもってSMAPが解散し、17年9月にジャニーズを退所。草なぎ剛、稲垣吾郎とともに「新しい地図」の一員として活動を続けており、同じくフリーとなった滝沢氏について「僕も新しい人生を踏み出す時、ゼロだって思ってたんですけど、ゼロじゃなくて。応援してくれるファンの皆さんが沢山いることを忘れないでほしい」と語った。
また、滝沢が離れたジャニーズアイランド社長には、後任として元V6・井ノ原快彦が就任することが決定。香取は「井ノ原君にも滝沢君にも頑張ってほしい」とエールを送ると、「イノッチにもタッキーにも個展観に来てほしい」と、2019年以来、国内では2度目を迎えた自身の個展に来るようアピールした。
今回の退社に際し、滝沢氏とジャニーズは双方が弁護士を通して話し合いを進めていたとされ、滝沢氏本人からの説明や会見もないことから、“ケンカ別れ”だとする見方が大半に。よって、事務所と対立した結果、半ば追い出されるようにフリーとなった元SMAPの3名、香取、草なぎ剛、稲垣吾郎を思い出し、「あの時と一緒じゃん」と反応するファンも多い。
「そうした中で、滝沢氏に温かいエールを贈った香取には、『独立して辛酸を嘗めた人間の言葉は説得力がある』『いい言葉だな』『後輩への思いが感じられるし、気持ちがこもってて泣ける』『香取さんに“ファンの応援”が届いていてよかったです』などの声があがっています。“ファンのおかげで、ゼロがゼロじゃなかった”というメッセージは滝沢氏だけでなく、SMAPファンにとっても響いたようです」(テレビ誌ライター)
香取の応援メッセージが滝沢氏の耳にしっかりと届いてくれることを願いたい。
(木村慎吾)