女優・吉高由里子が主演する2024年の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)のキーパーソン役で柄本佑が出演することが11月8日の会見で明らかになった。
今作は日本独自の文化が花開いた平安時代を舞台に、きらびやかな平安貴族の世界と恋愛長編「源氏物語」を生んだ吉高演じる紫式部の一生が描かれる。そんな中、柄本が演じるのは平安の貴族社会における最高権力者として歴史に名を残す藤原道長だ。
会見に際して制作統括の内田ゆき氏は、「まひろ(紫式部)とは幼い頃に出会い、後に『源氏物語』の執筆をバックアップし、妃となった娘に学問を授けさせるために宮中に出仕させる。2人には身分差があり、一定の距離があるかに見えますが、実はその心は生涯離れることのできないソウルメイトとしてつながっている」とコメント。互いの印象を聞かれた柄本は、「懐が深く、クールな方」と吉高を絶賛すれば、吉高も「本当に心強い。いろんな知識をもらいたい」と柄本への信頼を口にしていた。
2人は2020年のドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系)で共演。しかも脚本を手がけているのが同じ大石静氏であることから、ファンからは喜びの声が上がっている。
「『知らなくていいコト』は、週刊誌でスクープを狙う記者・真壁ケイト(吉高)が自分の出生の秘密に直面しながらも立ち向かう姿を描き、柄本はケイトの元恋人で禁断の恋に落ちていくカメラマン尾高由一郎役を演じて、当時“尾高沼”にハマる視聴者が続出。ネット上には『また沼る予感』『この2人なら間違いない』『柄本佑にはもう溶けたもんな』といったコメントが寄せられています」(女性誌記者)
異色の大河ドラマとなりそうな「光る君へ」。早くも期待が高まるばかりだ。
(窪田史朗)