やくみつる氏が絶対にスルーできなかった葉梨前法相の「もう一つの失言」とは?

 漫画家・やくみつる氏が11月12日放送のラジオ番組「ナイツのちゃきちゃき大放送」に出演。前法務大臣・葉梨康弘衆院議員による「死刑のはんこ」発言以上に問題視している言葉を挙げた。

 この日は、死刑執行にまつわる軽率な発言により、11日に法相を辞任することを発表した葉梨氏についての話題に。同氏は9日に出席した武井俊輔外務副大臣のパーティにおいて、「だいたい法相は、朝に死刑のはんこを押す。昼のトップニュースになるのはそういう時だけという地味な役職だ」と述べ、世間から批判を集めていた。

 やく氏は、人の命を軽んじる葉梨氏のコメントに関して、「死刑を揶揄するような鉄板ネタにしてたって、法務大臣どころの騒ぎじゃなくて、政治家として言語道断だと思う」と指摘。ただ、同じ会合の中で発した「外務省と法務省は票とお金に縁がない」「外務副大臣になっても、全然お金が儲からない。法務大臣になっても、お金は集まらない」との発言のほうが、やく氏には「むしろ問題なんじゃないか」との印象で、「誰もそこを突っ込まないんですけど。死刑のほうばっかりに質問が集中してしまって」と語った。

 続けて、「じゃあ何大臣が儲かるのか。どうしてそれは儲かるのか」と、やく氏。「本当のことを言ってるはずですから。どこの大臣が儲かるのか。想像は付きますよね。利権と密な関係にある、職掌の大臣のほうが儲かるんだろうな」と勘繰り、「そこの辺をむしろ記者の方には突っ込んでいただくと、よりえぐれるんじゃないの」と指摘した。

「これにはネット上でも『おっしゃる通り』との共感が集まり、『大臣の賄賂・利権の温床体質を自ら認めたことになる』『確かになぜそこをスルーするのか不思議でした』などの反応が寄せられています。葉梨氏は、はんこ発言と同様、“儲からない”発言についても、表現が不正確だったとして謝罪。また、岸田文雄首相も同氏には『誤解を招くことがないよう、発言はくれぐれも慎重に行ってもらわなければならない』と語っています」(テレビ誌ライター)

 自身の不適切発言が原因で、朝から晩までのトップニュースになってしまったのは、葉梨氏には皮肉な展開だったと言えるだろう。

(木村慎吾)

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