11月11日に公開された新海誠監督の最新アニメ映画「すずめの戸締まり」。初めて声優に挑戦する人気グループ「SixTONES」松村北斗の意外な真実が明らかになり、大きな話題を呼んでいる。
今作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を締めていく少女・岩戸鈴芽(原菜乃華)の解放と成長を描く現代の冒険物語。松村演じる宗像草太は、“扉”を締める旅を続ける“閉じ師”。途中で椅子に姿を変えられる青年という難しい役を見事に演じ切り、草太には早くも喝采の声が寄せられている。
「松村は声優に興味があり、オーディションに挑戦。椅子に変わるコミカルな演技をアドリブで思いっきり演じ、新海監督が笑っていたと映画の公式パンフレットで話しています。オーディション時に草太のキャラが『神と人間の融合体』のイメージであることを聞き、『どこからともなく声が聞こえてくるような人物』をイメージして、『体の真ん中あたりから頭、つま先まで音が響くような声を意識して少しずつ新海監督の手によって洗練されていった』と明かしています」(芸能ライター)
松村のアフレコの様子を見て、新海監督は「北斗くんはすごくシリアスな顔で入ってきてシリアスに芝居をして、すごく悩みながら帰って行った」と当時の様子を劇場で配布された冊子「新海誠本」の中で話している。
しかし、今作に挑戦することで、松村北斗の意外な真実が明らかになっている。
「松村は、公式パンフレットで『自分の声やしゃべり方には自信がなくて、ちょっとコンプレックスがあった』と告白。その理由から芸能界入りした当初、滑舌が悪く声も上ずってしまい自己紹介すらまともにできなかったと話しています。それだけに今作のオーディションやアフレコで新海監督から声を褒めてもらい、すごく嬉しかったのだとか。本人にとってもターニングポイントとなる作品になったようです」(女性誌記者)
2016年「君の名は。」2019年「天気の子」よりもファンタジー色が強い今作。松村北斗ファンにとっても忘れられない作品になりそうだ。
(窪田史朗)