お笑いコンビ・サンドウィッチマンが11月19日、レギュラーラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー」(ニッポン放送)に生出演。伊達みきおが「第73回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表を受けて持論を語った。
番組ではウクライナ情勢について触れつつ、先週の放送で流した歌手の岩崎宏美による1986年の歌「小さな旅」を流したところ「とんでもない反響がありました」と伊達が報告。お笑い芸人の友近からもメールをもらったことを明かしつつ、「こういうのを聴いていれば、戦意を消失するはずなんですよ」と平和を願った。
その後、再び同曲が流されると伊達は「よかったね」としつつ「こういうのを俺は紅白歌合戦で聴きたいんですよ。なんだろうね、こういうのを聴きたくない? 紅白で、年の瀬に。12月31日にさ、こたつでみかん食いながら」と語った。
それに対して相方の富澤たけしは「いいですけど、まあでもほら、新しい人もいっぱい出てきますし」と返すと、伊達は「新しい人多すぎだろ! 今回」とツッコミ。その後も初出場のグループや歌手の読み方について、2人でひととおりボケ倒した後、伊達は「何でこんなに知らない人がいっぱいいるの?」と嘆きつつ、「紅白歌合戦ってさ、実家帰って、ふるさと帰って、みんなで見るじゃない、おじいちゃん、おばあちゃんと。そういう歌を聴きたいんだよ」と苦言。さらに「若い人は今、テレビ離れしているじゃない? でも年配の人ってテレビ離れしていないんだから。こういうのがあると、年配の人も見なくなっちゃうよ」と訴えていた。
ネットでも伊達の訴えに対して《いわゆる若者世代ですが今回の人選には疑問を感じました。日本の年の瀬に聞く音楽として、やはり海外の曲より日本の曲を聴きたいなと思いました》《サンドさんがおっしゃりたいこと、わかります。》《曲を聞いたら「ああ、どこかで聴いたかも」と思えるならまだしも、今回はさすがにわからないのばかり》など共感する声が相次いでいた。
「お笑い芸人で整体師の楽しんごも11月20日に自身のツイッターで伊達の発言に反応して紅白の出場歌手の選考について苦言を呈しており、『紅白出る歌手 誰って感じ!』『あんなに中森明菜中森明菜中森明菜って騒いでおいて! いざ開封したら「えっ」誰この人達 残念の一言』などとツイートしていました。いまやネットだけでなく、芸能人も今回の選出には疑問を抱く声が上がっています」(芸能記者)
果たして、大晦日に紅白はどのような評価を受けるのだろうか。
(柏原廉)