2019年、男女交際したことで自主退学をさせられたことで訴えを起こしていたのは、芸能人が多く通う堀越高校の元生徒の女性だ。
堀越高校では、校則で男女交際が禁止されているため、この生徒は校則を破った形となるが、東京地裁は学校側に97万円余りを支払うよう命じる判決となった。
このニュースに対し、ネット上では、「男女交際禁止って言う校則自体がおかしいとも思うし、この指導は良くなかったのは間違いないし、自主退学は重すぎるとも思う」「恋愛禁止の校則そのものを人権侵害で違法と判断すべきだと思う」という声のある一方で、「校則を知ってて入学したのなら守るべき」「この事は、入学した人達には最初から申し伝えられてる事でしょ?嫌なら入学しなければ良かっただけの事」と、真逆の意見も見られた。
この件について、堀越高校に通っていた生徒がこう話す。
「自分の通っていた頃は、KinKi Kidsの堂本剛さん、ともさかりえさん、そして女優の安達祐実さん、深田恭子さんが在校生にいた、黄金期でしたから、芸能人目当てにミーハー心で入学してくる生徒を排除するため、先生たちは今以上にピリピリしていたと思います。当時、芸能クラスは職員室の隣にありましたから、用もないのにその辺をウロウロしていると、芸能人を見に来たのかと疑われて先生に怒鳴りつけられたりしましたね。男女で通学路も分かれていて、当時から徹底して男女交際禁止となっていました。自分も含め同じ学校内で恋愛している生徒は少なかったと記憶しています」
ここまで徹底して男女交際を禁止しているとなると、恋愛スキャンダルを恐れる芸能人にとっては安心して通える学校と言えそうだが、4時間も男女交際について問い詰めたうえ、自主退学を促したのはやりすぎだったかもしれない。
(佐藤ちひろ)