コストコの定番人気アイテムの一つ「生食用シーフードミックス」。エビ、イカ、貝2種の4種類が入っている冷凍食品で、「一度こっちを食べると、美味しいし便利すぎてハマる」とか、「うちの子はコレじゃないと文句言ってくる」という声も多い。
なぜ一般的なスーパーとコストコのシーフードミックスは違うのか。実は中身に明確な違いがある。例えば、西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付きシーフードミックス」の場合、入っているのはエビ、イカ、アサリ。冷凍食品大手のニッスイやマルハニチロのシーフードミックスもエビ、イカ、アサリ。イオン・トップバリュのシーフードミックスはエビ、イカ、イタヤ貝貝柱。
しかしコストコのシーフードミックスはバナメイエビ、ホタテ貝、ヤリイカ、ムール貝の4種。つまり、一般的なスーパーで買えるシーフードミックスがエビ・イカと「アサリ」なのに対し、コストコはエビ・イカに、「ホタテとムール貝」の2枚看板。“そりゃぁ旨みがワンランク強くなるよね~”って違いがあるんです。
てっきりトップバリュもエビ、イカ、アサリだと思っていたのに、イタヤ貝の貝柱だったのは地味に驚きです。イタヤ貝の貝柱、ホタテの代替品としても結構見かける食材なので、トップバリュが採用するのも納得だったりするんですが。
そして、もう一つの特徴としては、スーパーで売っているシーフードミックスよりコストコのシーフードミックスの方がエビが大きい(もしかしたらシーズンにより変わるかもしれないけれど)。チャーハンやパエリアなどを作る際、エビの大きさって、結構見栄えに影響するんですが、コストコのバナメイエビは加熱してもある程度存在感をキープしてくれるので、それも高ポイントだったりします。
個人的な使用感ですが、ムール貝入りということもあり、パエリアとか、シーフードカレーやピラフ、アヒージョなど、洋食に合うのがコストコのシーフードミックス。炊き込みご飯や茶碗蒸しなど和の料理に合うのがスーパーのシーフードミックス。中華だったらどっちでもあり。
あとは、スーパーで売っているのは、解凍したのをそのまま食べる生食は無理だけれど、コストコのはあえて「生食用」と謳っているのも強みだと思われます。1kg税抜2480円ですが、冷凍庫に常にキープしておくと、ほんっとに便利なアイテム。コストコ行ったらマスト買いの一品です。ただし、冷凍庫に1kgの袋が入る余裕があるとき限定ですが。
コストコに買い物に行く前には、冷凍庫の中をほぼ空っぽにしておかないと、いろんなものを断念することになります。だからコストコヘビーユーザーは、冷凍庫もコストコで買っちゃうんだけれどね。
(ロドリゴいしざわ)